株式会社 エム・データ、MMMにTVメタデータを連携!秤社が大阪・関西万博に関するTV番組とTV-CM影響のMMM分析結果を公開
2025年12月2日 株式会社エム・データ
テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する 株式会社エム・データ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:薄井 司、以下エム・データ)は、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)のノウハウを組織に共有する支援を行う株式会社秤(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小川 貴史、以下秤社)による大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)のマーケティング効果分析に対し、「TVメタデータ」を提供しました。
テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する 株式会社エム・データ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:薄井 司、以下エム・データ)は、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)のノウハウを組織に共有する支援を行う株式会社秤(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小川 貴史、以下秤社)による大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)のマーケティング効果分析に対し、「TVメタデータ」を提供しました。
秤社はTVメタデータを活用し、TV-CMおよび番組露出による万博の来場促進効果について時系列データ解析のMMM分析を実施。その結果、大阪・関西万博のテレビ露出による売上増加効果が319.5億円と推定でき、宣伝広報費(機運醸成費)103億円に対し、テレビ露出のみで投資回収可能と示唆される推計効果が得られました。分析内容および一部データは、秤社の代表取締役社長・小川貴史氏によりnoteおよびYouTubeで公開されています。
■秤社 代表取締役社長・小川貴史氏の分析についてのコメント
大阪・関西万博の宣伝広報費の投資効果に焦点を絞り、マーケティングの現場で用いられているMMMを一般の方に紹介するコンテンツ(note+YOUTUBE)を制作しました。TVメタデータを用いた分析で発表されていた一般来場者数(日別で184日)を93%の精度で予測する式ができました。その結果からはテレビによる効果だけで宣伝広報費はペイできていることが分かりました。エム・データ社のTVメタデータを活用することで、テレビCMだけでなく番組露出を含めたテレビ全体の金額インパクトを示せたことが最大のポイントです。テレビは依然として日本最大のリーチメディアであり、コンビニやスーパー、ドラッグストアで売られている日用品や食品などの低関与商材では重要な役割を示すことがMMMで明らかになっています。今回題材にした大阪・関西万博は近隣の方だけでなく、日本全国から旅程を組んで行く行動となるため、高関与商材といえます。MMMの分析は関与度が上がるほど予測精度を上げることが難しくなりますが、高関与商材の場合は、検索行動を介した間接効果を組み込むことで分析の精度を高められることが実務経験からわかっていますが、来場者数が発表されていることから、公開分析として、テレビの影響をデータから導く方法を紹介することができました。一般の方にもMMMという手法によって導ける効果があるということを広く知っていただけたらと思います。
■本取り組みのポイント
●テレビ番組内での大阪・関西万博に関する話題露出量とTV-CMの放映量を分析用データとして採用
●TV-CMおよび番組露出が来場数増加に寄与した効果をMMMにより定量化
●公共性の高いイベントにおけるテレビ投資の費用対効果を可視化することに貢献
■公開コンテンツ(秤社)
note:大阪・関西万博のテレビの効果(319.5億円)を計算したデータを配布します。
https://note.com/ogataka/n/n480d7da24a51
※YouTube動画は上記記事内より参照ください。
■今後の展望
エム・データは今後、秤社との共同商材の開発やMMMによる企業の課題解決への貢献を含め、価値創造を目指してまいります。
提供元:
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