■千葉県北西部で内部被ばく測定ビジネス
内部被ばくの測定については、福島県がニュースの中心だ。それは当然のことであろう。福島第一原発が存在する地元なのだ。
しかし、ここにきて
千葉県北西部を中心に内部被ばく検査ビジネスを展開している企業がある。
日本サード・パーティ株式会社(JTP)である。当初、東京都内、御殿山センターでのみ内部被ばく検査事業を行っていたものを、千葉県北西部中心に事業展開を開始している。
2012年6月11日には首都圏No.1の汚染地域といわれる
柏市に「
放射能プレミアムドックセンター 柏」をオープン。
7月1日には
我孫子市と業務委託契約を締結、同市の「ホールボディカウンタ測定費用の一部助成制度」を利用した内部被ばく検査サービスを開始した。
■千葉県北西部、近隣住民は定期的な内部被ばく検査を
同社が展開するサービスは自治体の助成金によって利用者の費用負担を軽くし、内部被ばくの検査を行うものである。
同社は千葉県、および隣県の住民に対し『
定期的な内部被ばく検査』を推奨している。
福島県だけが注目されている「内部被ばく」の問題であるが、首都圏の汚染レベルも福島県と大差がないという報道もなされている。(8月4日:東京新聞夕刊)
その首都圏でも最も汚染レベルが高い千葉県北西部において、このようなビジネスの展開を行う企業が出てくるのは必然なのかもしれない。
■被ばく検査は椅子に座って簡単に終了
同社が内部被ばくの検査に使う機器は「
ホールボディーカウンター」という椅子型の測定機である。
チェルノブイリ事故で被ばくしたベラルーシ製のものである。
性能は、10分間で内部被ばく検査が行えるというもので負担は少ない。
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naka773】
Japan Third Party | 日本サード・パーティ株式会社
http://www.jtp.co.jp/