■スマホの普及でアフィリエイト市場も拡大へ
「
アフィリエイト」とはWebサイトやメールマガジンなどに掲載された広告である。
この広告をユーザーが閲覧したり、クリックしたり、広告を経由して商品を購入することで、広告掲載者に収入が入るというビジネスである。
2012年12月3日、市場調査分析企業の
矢野経済研究所が「
アフィリエイト市場に関する調査結果 2012 」とするレポートを発表した。
同レポートによると2012年のアフィリエイト市場は
前年比112%の成長、金額で
1,276億9千万円となると見込まれるという。
アフィリエイト市場拡大に貢献しているのは、
スマートフォン(スマホ)の普及である。
同レポートでは、今までのTVを中心とした広告からネット広告へと予算がシフトしている現状があると指摘している。
この背景にあるのが、スマホの普及によりネットに気軽にアクセスできる環境ができたことであるとしている。
■アフィリエイト市場は2015年まで年成長10%で拡大
同レポートでは
アフィリエイト市場の将来予測として、2015年まで
年成長10%で拡大していくと結論している。
特にスマートフォン関連に関しては、スマホに最適化されたコンテンツの構築が進むことにより、一層市場を拡大させていくとみられている。
また、広告主企業の会員登録を促す「
リワード広告」が今後本格的な立ち上がりをしてくことが予測されている。
広告主、媒体双方にとっていかにスマホに最適化されたコンテンツ構築を行ってくかが、今後のアフィリエイト市場におけるビジネスのキーになりそうである。
これから新規参入は儲からないと言われるアフィリエイトであるが、工夫次第ではまだまだ成功のチャンスはありそうである。
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naka773】
アフィリエイト市場に関する調査結果 2012 - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001036