■生活保護受給者数の増加は止まらず
2012年12月12日、
厚生労働省は最新の「
被保護者調査」の結果を発表した。
同省の調査資料によると、生活保護受給者数は2012年9月の時点で213万3,905人となり、8月の213万1,011人から3000人近く増加した。
8月に213万人を超え、9月の資料でも
生活保護受給者の増加は一向に止まる気配がないことが判明した。
生活保護受給者数一方で11月30日に同省が発表した有効求人倍率の資料では、2012年中は8月まで緩やかに上昇していることが分かる。
有効求人倍率9月、10月は有効求人倍率は落ち込みを見せているが、増加を続けている生活保護受給者数とは違う動きを見せている。
雇用情勢と生活保護受給者数の増加に関して確実に相関があるとは言い難い状況だ。
■「自助」・「自立」で生活保護増加は止まるか?
生活保護を含めた社会保障は国民の注目を集めている問題の一つである。
自民党ではこの問題に対し、以下のような公約を打ち出している。
自民党・生活保護についての公約最後のセーフティネットとしての機能は維持しつつも、不正受給者には厳格に対処します。高齢者も含め、就労困難者と就労可能者について別途の仕組み作りを検討します。
「手当より仕事」を基本にした自立・就労促進、生活保護費(給付水準の原則1割カット)・医療費扶助の適正化、自治体における現金給付と現物給付の選択実施など抜本的見直しを行います。
社会保障の改革に対し、様々な意見がある中でこの政策により生活保護受給者の急増に歯止めをかけることが出来るのだろうか。
これは、有権者各人が判断することになるであろう。
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naka773】
調査の結果|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/74-16b.html一般職業紹介状況(平成24年10月分)について|報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002pf1g.html「日本を、取り戻す。」第46回衆議院議員総選挙|自由民主党
http://special.jimin.jp/