■理念なき寄り合い所帯の崩壊
発足時点から「
理念なき寄り合い所帯」と指摘の声が上がっていた
民主党の崩壊が止まらない。
とにかく「
政権交代」という目標の前に政策や理念の違いを置いておいたのだから、現在の惨状も当然といえば当然であろう。
政権与党でなくなれば、一気に崩壊するは目に見ている。
11月14日に野田佳彦首相が衆院解散表明してから、合計で11人が民主党を離党。これで、政権交代以降の離党者は100人の大台を突破。
合計で102人が民主党と袂(たもと)を分かったことになる。
離党者の行き先も保守系から革新系まで多岐にわたる。元々同じ政党にいること自体が間違いだったのではないだろうか?
■民主党消滅か?
民主党内部には、離党した人間に対し逆にこちらの
相対的評価が上がるという声も出ている。
確かに、そのようなことも可能性としては無くは無いだろう。ただ、それは民主党に所属していたことが、その議員のキャリアに大きなダメージを与えているからだ。
離党した「
元民主党」に対し相対的に評価が上がったとしても選挙の惨敗は免れないだろう。
野田首相は、
現実的目標として120議席の獲得を上げている。
しかし、各社の世論調査の結果を見るとこの「現実的目標」の達成も困難な様子である。
■理念なき野合の結末
衆議院選に向け、日本維新の会の
橋下徹代表代行は第三局を作ることが大切だとして、石原慎太郎氏が率いる太陽の党を引きこんだ。
みんなの党へも合流を呼びかけたが、政策の一致が前提だとして合流は拒否されている。
「政権奪取」を目的として、政策調整なしで頭数を集めた民主党と同じ道を歩んでいるように思える。
人数合わせだけの理念のない政党の末路がどうなるかは、今回の民主党の惨状で明確である。
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naka773】

民主党
http://www.dpj.or.jp/