■民主が勝てば民意の反映?
2012年12月17日、衆議院選の結果を受け、
朝日新聞の「
天声人語」が選挙結果を「
うっぷん晴らし」とする記事を掲載した。
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Amazon民主党が期待に応えられず惨敗したことがよほど悔しいのであろう。記事の内容は以下のようになっている。
期待に応えられなかった責任は重い。とはいえ、小選挙区制がうっぷん晴らしの装置になっているようでもあり悩ましい。破壊力を恐れた政党が、ますますその場しのぎの国民受けに流れないか心配になる
そもそも、その場しのぎの国民受けに流れて勝ったのが民主党である。
■世の中が右傾化しているのならそれが民意
今回の選挙で思ったほど第三極といわれる新政党に票が集まらず、自民党に票が集まったのは、「よりマシな政党」を選んだという結果であろう。
より現実的な政権運営のできる政党を選べと言われたら他に選択肢が無かったというだけのことだ。
少なくとも、民主党が壊滅的敗北を喫したのは当然であろう。
朝日新聞に限らず、自分たちの主張に沿った政党が勝利すれば「
民意の勝利」。意に反する政党が勝てば「
うっぷん晴らし」のダブルスタンダードでは、説得力は無いのである。
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naka773】
朝日新聞デジタル:天声人語
http://www.asahi.com/paper/column.html