山本太郎氏が北海道を電撃訪問
平成23年8月15日、反原発に関する発言を繰り返している俳優・山本太郎氏は、Twitter上で泊原発の周辺自治体をアポなし訪問し、町長らと意見交換をした旨の発言をしました。
(画像は、北海道HPトップページ)
北海道のエネルギー事情
今回、山本太郎氏が問題としている北海道電力株式会社の原子力発電所である泊発電所は、1号機が定期検査中、2号機が運転中、そして3号機が定期検査のための調整運転中であるとのことです。
経済産業省北海道経済産業局の「目で見る北海道産業(平成22年度版)」によると、北海道における一次エネルギー供給構造は、全国に比べ原子力の依存度は低い一方、石油依存度が高いとされています。
北海道経済への影響は
よって、もし泊発電所が再開されないと決定された場合には、電力におけるコスト増の可能性や脆弱なエネルギー構造が進むことによる北海道経済への悪影響などが懸念されます。
一方、広大な土地や火山がある北海道は、太陽光発電や地熱発電などを開発できる可能性があるので、将来的に再生可能エネルギーに転換できる余地があるともいえます。
今回の山本太郎氏の一連の行動により、泊原発の営業運転再開問題は、世間の注目がより高まったといえます。よって、今後は泊原発問題の決定権者が、北海道民や北海道の経済関係者に対してどれだけ納得できる説明がされるかが、注目されるでしょう。

山本太郎俳優 (yamamototaro0) は Twitter を利用しています(山本太郎氏のTwitterアカウント、Twitterサイト内)
http://twitter.com/#!/yamamototaro0北海道
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ほくでん(北海道電力)
http://www.hepco.co.jp/「目で見る北海道産業(平成22年度版)」の取りまとめについて(経済産業省北海道経済産業局サイト内)
http://www.hkd.meti.go.jp/hokss/medemiru10/index.htm