ドイツで『海賊党』が台頭
2011年9月18日に行われたドイツの首都であるベルリン市の市議会選挙にて、『海賊党』という新興勢力が躍進したと報じられています。
(画像は、PPInternationalホームページトップページ)
そもそも”海賊党”とは
今回、ドイツのみならず主にヨーロッパにおいて一般市民の支持を拡大している『海賊党』は、もともとは、2006年にスウェーデンで誕生しました。
そして、注目すべきは、海賊党が掲げている主張です。海賊党は、著作権法の改革(商用の著作権を5年とする)、特許制度の廃止(特に製薬特許の廃止)、プライバシーの価値の向上(強化)の3つを主な主張としています。
”海賊党”の主張が拡大した場合のビジネスへの影響
ここで、注目されるのは、海賊党の主張が、著作権のビジネスモデルや知的財産分野のビジネスモデルの根底を揺るがすものであるという点です。
今後、コンテンツビジネス分野の会社設立を目指す人にとっては、日本国内においても、海賊党のような政治勢力が出現するか、もしくは著作権の権益構造の抜本的見直しを求める議論が盛り上がるかどうかが注目されます。

PPInternational(海賊党インターナショナル、英語版)
http://www.pp-international.net/