週刊新潮の報道に抗議
2011年11月15日現在、外務省は、外務省ホームページ上の「外務省関連報道に対する見解」との項目にて、「玄葉外務大臣の発言と報じられた週刊新潮の記事について」と題した公式見解を発表しています。
これを見ると外務省は、週刊新潮(平成23年11月17日号)の「『野田政権』不和の泥沼~党内融和は何処かに消えた」と題した記事に書かれている玄葉外務大臣の発言について事実無根であると指摘しています。
(画像は、外務省ホームページトップページ)
外務省が指摘した”週刊新潮”の問題点とは
ここで注目されるのは、外務省が週刊新潮に対する抗議文の
「貴社からの事前の照会に対して、そのような発言はしていない旨回答した上で、更なる取材による確認を求め、その後、貴社による確認に対して回答した同席者は一様に発言を否定していると承知しています。それにもかかわらず、事実無根の発言を掲載し、我が国の国益を損ねる内容の記事が掲載されたことは極めて遺憾です。(外務省ホームページより引用)」
と書かれた部分です。
この部分を見る限り、外務省は、記事の内容が『うそ』であると断言した上、週刊新潮の取材手法には問題があると指摘しています。
組織トップのネガティブな報道に対して、報道手法の問題点を示すということで正当性を主張した今回の外務省の姿勢は、『企業防衛』というビジネスの観点からも参考すべき手法といえます。
今後は、週刊新潮サイドが、今回の外務省の猛抗議に対してどのような根拠を用いて記事の正当性を主張するかが注目されます。

玄葉外務大臣の発言と報じられた週刊新潮の記事について(外務省関連報道に対する見解、外務省サイト内)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kenkai/1111.html外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html週刊新潮(新潮社サイト内)
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/