マスコミの報道姿勢についてあの人物が注目発言
マスコミ対策に関心がある企業関係者や起業家などにとって注目すべき情報です。
平成23年11月3日、内閣府原子力委員会専門委員などを歴任している中部大学・武田邦彦教授が、自身のホームページにて『「ダブルB」から「シングルM」へ2 これまでの食品事件と汚染された食品』と題したブログを発表しました。
(画像は、『武田邦彦(中部大学)』ホームページトップページ)
気になる武田教授のコメントとは
ここで注目すべきは、武田教授がブログ上にて、
『原発事故前に、マスコミ報道部が大騒ぎした食品事件といえば「産地偽装」、「冷凍保存」、「添加物の記載順序が法律と違う」などで、相手の多くが中小企業の食品会社だったこともあり、マスコミ報道部は徹底的に業者を叩き、時には廃業にまで追い込みました。(武田邦彦氏のホームページより引用)』
とコメントしている点です。
また、武田教授は、
『2011年の福島原発事故が起こると、マスコミ報道部は事故前の食品に対する報道姿勢を一変させました。(武田邦彦氏のホームページより引用)』
とも指摘しています。この主張は、食品の放射能汚染問題に関する大手メディアの報道姿勢が、ユッケ食中毒事件に関する報道姿勢と明らかに異なっている点から見ても説得力のあるものといえます。
そして、武田教授は、
『もしマスコミ報道部がこれまらもダブルスタンダード、ダブルバインドを続ける場合、私たちは別の報道に基づく情報を得なければならないでしょう。わたしは、時代が複雑で広告費でマスコミが経営せざるを得ないことを考えると、「マスコミは報道しない」という原則をたてるべきと思います。(武田邦彦氏のホームページより引用)』
と結論づけています。
今回の武田教授の主張やフジテレビ韓流騒動を見ると、大手マスコミに対する国内世論の支持が減ったことが浮き彫りとなりました。よって、ビジネスの観点からみると、今後の企業とマスコミとの関係が、どのようなものに変化していくかが注目されます。

「ダブルB」から「シングルM」へ2 これまでの食品事件と汚染された食品(武田邦彦(中部大学)サイト内)
http://takedanet.com/2011/11/post_7d0b.html武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/