東京都区内在住の幼児から甲状腺の腫瘍が発見
福島第一原発事故による放射能汚染問題に関心がある人にとって注目される情報です。
(画像はイメージ)
「放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」」内で、2011年12月9日に公開された「都内で、新宿→世田谷在住、姉弟幼児二人とも甲状腺などに腫瘍がみつかる。」と題したブログが、ネット上で大きな関心を集めています。
福島第一原発事故後の被曝が原因
ここでは、東京都区内(新宿区から世田谷区に移住)に在住していた5歳と2歳の幼児から甲状腺の腫瘍が発見されたとの幼児の親のコメントが、紹介されています。
そして、甲状腺の腫瘍が見つかったこの幼児について、このブログでは、
「ある専門家は「当初から、何か放射性物質を、大量に吸い込まれてしまったようですね。安定ヨウ素剤は、症状をはやく悪化させた気がします。」と話します。僕もこのケースはおそらく放射性物質に被爆している状態があって、お子さんたちの状態がよくなかったのだと思います。(「放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」」サイトより引用)」
と結論づけている点が注目されます。
これを見るかぎり、このブログでは、東京都区内在住の幼児から甲状腺の腫瘍が見つかった原因は、福島第一原発事故の影響である可能性が高いと指摘している模様です。
米国では1000~2000人に1人の割合で甲状腺がんが発生
特定非営利活動法人小児がん治療開発サポートが運営する「小児がん患者とご家族のために CureSearch」というサイトによると、米国においては、毎年1000人から2000人に1人(20歳未満)の割合で甲状腺がんが発生するとのことです。
つまり、このブログで記載されている事象だけでは、今回の幼児の腫瘍が、福島第一原発事故の放射能汚染による被曝が原因であるのか決め付けることはできず、東京都内の子どもへの福島第一原発事故による影響は、
現時点では不明といえます。
今後は、このブログにおいて、この甲状腺の腫瘍が見つかった幼児が、事故後どのくらい被曝したのかというデータが公表されるのか、または、東京都内で甲状腺の腫瘍が見つかった幼児が多数であるとの客観的なデータが登場するのかどうかが注目されます。
都内で、新宿→世田谷在住、姉弟幼児二人とも甲状腺などに腫瘍がみつかる。(「放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」」サイト)」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/faaa81bbabfa8f6483dd585a6ca1f542放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927小児の甲状腺癌(「小児がん患者とご家族のために CureSearch」サイト内)
http://www.childrenscancers.org/54小児がん患者とご家族のために CureSearch
http://www.childrenscancers.org/