新築マンションが放射能汚染
福島県二本松市の新築マンションに福島第一原発事故によって放射能汚染された石が使われていた問題が、一部報道で大きく報じられています。
(画像はイメージ)
今回の報道で注目されるのは、放射能汚染された石を使用したことで、問題のマンションの屋外に比べマンション屋内から高い放射線量が測定された点です。
武田教授が指摘した「問題」が現実に
ここで注目すべきは、2011年9月4日、中部大学・武田邦彦教授が、自身のホームページの「東北のノート、トイレットペーパー、CDは買えるか?」と題したブログにて、
「東北や関東の放射線は今、「1年20ミリ」になっている。クリアランス・レベルの2000倍だから、そこで作られる食材、工業製品などはすべて「汚染された物」として取り扱わなければならない。(武田邦彦氏のホームページより引用)」
とコメントしていた点です。
つまり、放射能汚染された石を出荷した問題の砕石業者は、放射性物質として扱う必要がない「クリアランスレベル」の石だと検証せずに出荷したこと自体が、ビジネスの面から見て大きな問題だったといえます。
よって、企業関係者には、製造した製品の原材料が「クリアランスレベル」であることを検証すること、および放射能汚染問題に関する情報を収集することが望まれます。
<関連ニュース>
【放射能汚染問題、ビジネス上の注意点】中部大学・武田邦彦教授、東北・関東の工業製品は汚染されていると主張
http://www.otonano-kaisha.com/news_B2WeDtdp5.html
武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/