■富士山噴火の噂
先月の終わりから富士山噴火の可能性に関するニュースが増えている。
image from
富士山(西から) / aki.kajitani 「Google Insights for Search」で「
富士山」を調べてみるとその傾向は明らかである。
現在は多少鎮静化しているとはいえ、以前のレベルに比べるとまだまだ高い水準の注目を集めている。
「富士山」の人気検索クエリ は以下の様になっている。
この原因は、1月28日に富士五湖を襲ったマグニチュード6.4の地震である。
気象庁は
富士山噴火との関連性は否定しているが、専門家の間からは、地震による揺れがマグマだまりを刺激して噴火を誘発する可能性が指摘されている。
■富士山噴火の被害想定は?
富士山噴火の際の被害想定に関しては、
富士山火山防災協議会において2004年6月に作成されている。
この試算では、
宝永噴火と同等の噴火が、現在の経済社会条件の下で発生した場合の被害想定を行っている。
交通インフラやライフライン、農業など広範囲に産業の広範囲にわたり試算を行っている。
結果として合計で
2兆1419千万円~2兆527万円の経済的な被害が出ると想定している。
しかし、この試算には「
電波・携帯電話」、「
家電製品・情報機器 」に関しては「
定量的な被害想定は困難であるため、定性的な把握をする」として具体的な金額の想定はなされていない。
現在のビジネスシーンでは必須である
携帯電話、
情報機器などがどのような影響を受けるかについては想定困難とされているのである。
これらの危機がなんらかの被害を受けるとすれば、経済的な被害想定は2兆円程度では収まらない可能性は高い。
【
naka773】
富士山火山防災協議会-7.噴火の被害想定
http://www.bousai.go.jp/fujisan-kyougikai/report/houkokusyo7.pdfGoogle Insights for Search
http://www.google.com/insights/search/【富士山噴火】「Xデー」が来るのか!?頻発する地震がマグマだまりを刺激 ベスト&ワースト
http://www.best-worst.net/news_UR05Dnd2C.html