■2ちゃんねる関連会社「ゼロ」に強制捜査
2012年3月7日、産経新聞が1面で報じた記事が大きな波紋を呼んでいる。
2ちゃんねるに書き込まれた情報により覚せい剤の売買が行われ、その書込みに対し再三の削除要請を「
意図的に無視」したとして、関連会社とみられる
株式会社ゼロに警視庁が
強制捜査を行ったのである。
大手マスコミが1面で取り上げたとこにより、ツイッターでは「
強制捜査」がトレンドワードに浮上。
また、
TV局も2ちゃんねる関係の報道を行い、それが2ちゃんねるの祭りに加速をかけるという状況が続いている。
13:28分現在、ニュース系スレッドで最も勢いがあるのは「
【速報】NHKで2ch!!!!!!!!!!!!」である。
このようなニュースで伝えられるのは「
2ちゃんねるの経営の実態の解明」という言葉である。
■2ちゃんねる運営の実態は?
2ちゃんねるは、「ひろゆき」こと西村博之氏が1999年に作った個人掲示板である。それが、年々住民を増加させていき世界最大といわれるネット掲示板となった。
ひろゆき氏は2009年に
シンガポールの会社に売却したとブログで公表している。
最近は住民数も頭打ちし、高齢化が進んでいるといわれるが、それでもネットのおける「
2ちゃんねる」の影響は絶大ななものがある。
「
2ちゃんねるまとめサイト」といわれる数多くのスレッドをまとめたアフィリエイトサイトだけで大きなビジネスになっているのである。
今年の初めにこのビジネスのやり方に対する反発から、2ちゃんねるの主力板であった「
ニュース速報板」から住民が大挙して「
嫌儲板」に移住する事件が起きた。
そのときの騒動でも、どこが運営し、管理し何をやっているのかが明確に見えなかったものである。
住民の中には明確に動いて
経営母体を明らかにするのを避けているのではないかと指摘する声もあったのである。
■2ちゃんねるはネットの健全性を損ねる
2ちゃんねるは、「
ネットの健全性を損なう」という主張が警視庁から出されていることが産経新聞の報道により伝えられている。
確かに、麻薬の取引を行って、その情報の削除要請に応えられない状況を「健全」というのは無理があるだろう。
しかし、これは不健全というよりは「法律違反」であり「健全性」という定義があいまいな言葉でくくってしまうのは疑問を持たざるを得ない。
そもそも、「
2ちゃんねるは不健全な遊び場」なのである。
2ちゃんねるをターゲットととして、情報統制や潰しにかかったとしてもそれは全く無意味な話である。
住民はネット上の他の遊び場を探して移住するだけであろう。「
ニュース速報板」からの移住のようなものが再度繰り返されるだけだ。新たな「不健全な遊び場」が作られていくだけである。
【
naka773】

「2ちゃんねる」を強制捜査 覚醒剤書き込み放置の疑い 警視庁+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
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