■「原発ゼロ」が目前!
2012年3月26日、東京電力は「
柏崎刈羽原発6号機」の運転を停止する。
これは、すでに予定されていた定期検査のためである。停止期間は2か月半とされている。しかし、国内原発の再稼働の目途が立たない状況では予定通りにいく可能性は低い。
同原発の停止により東京電力の稼働原発はゼロとなり、国内で稼働している原発は「
泊原発3号機」1基のみとなった。
国内の稼働原発ゼロはもう目前に来ている。
■再稼働目途立たず、電力不足は?
国内の原発は再稼働の目途が立たず次々と検査のため停止となっている。国内の54基の内、ただ1基稼働している「泊原発3号機」も5月上旬に停止する予定だ。
3月16日、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)はこのまま原発の再稼働がない場合、今年の夏の電力供給に深刻な影響を与えると会見で表明している。
関西電力管内に限れば、7月~9月の間で
41日間の電力供給の空白が生じるというのだ。
■オオカミ少年の「電力不足」
電力不足に関してはそもそも試算が正しいのかどうかまったく信用がおけない状況だ。
1月23日の
毎日新聞記事によると「国家戦略室・総理補佐チーム」が2011年の夏には
電力不足にならず6%の余裕があるというデータを出しており、それを
民主党政府が握りつぶしていたことが報道されている。
原発ゼロになったときに電力が不足するのか? 電力会社や政府の言い分だけを100%信じることができるのだろうか。
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naka773】
柏崎刈羽原子力発電所6号機の定期検査開始について|プレスリリース|東京電力
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/12032101-j.htmlTEPCO : 柏崎刈羽原子力発電所 | トップページ
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