■20メートル超津波も地震もへっちゃら!
2012年4月16日、
中部電力は
静岡県御前崎市にある
浜岡原発の安全性確保を断言した。
現在、予想されている
南海トラフ巨大地震が発生し、
20メートルを超える津波が襲ってきても安全性を確保できると原子力安全・保安院に報告した。
■津波が18メートルの堤防を越えても冷却停止はない
予想されている最大20メートル超の津波が襲い、18メートルの堤防を越え浸水した場合でも原子炉の冷却機能が停止することはないと説明している。
もし、通常の原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能が停止した場合でも、高台に設置してある資機材で給水再開。冷却が可能であるとするものである。
福島第一原発のようなことはないということであるらしい。
今後も津波の詳細なデーターと照合し対策を変更していく可能性があるとしており、考えられる対策は行っていくとしている。
中部電力の努力を否定するわけではないが、今やこのような説明で原発の安全性を主張しても納得はしてもらえないであろう。
福島第一原発も、対策は万全であるし、国もそれを保障していたはずである。
次に何か起きれば「
想定外」でしたで済む問題ではない。
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naka773】
中部電力|内閣府による「南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高について」を踏まえた影響評価および対策について(経済産業省原子力安全・保安院からの指示に対する報告) - プレスリリース(2012年)
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3183476_6926.html南海トラフの巨大地震モデル検討会-巻末資料
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/nankai_trough/15/shiryou_1-2.pdf