■怪しい放射能ビジネス
「
東日本大震災」、それに引き続く「
福島第一原発事故」から1年1か月が経過しようとしている。しかし、いまだに
放射能に対する恐怖感は払しょくされていない。
このような中、
東京都中野区のように「
怪しい放射能ビジネス」に注意を喚起する告知を行う自治体も出てきている。
同区の注意告知によると、インチキ商品だけならまだしも、東日本大震災以降、
公安調査庁がマークするような団体が関わっているケースも報告されているようである。
オウム真理教を継承する主流派団体などの活動なども「内外情勢の回顧と展望(平成24年1月)」とするレポートに記載されている。
人が何らかの不安を感じるときは、このような団体にとっては大きなチャンスであることは間違いないのだ。
■東京都が発表したインチキ放射能対策商品
違法な活動をしている団体に取り込まれる危険よりも身近にあるのが、
インチキ放射能対策商品である。
東京都が発表した資料によると「
浄水器」、「
健康食品」、「
放射線測定器」、「
メガネ・防護服等」などで問題となる製品が出回っているようなのである。
防護服などは――
「このスーツは・・・体内に既に入ってしまった放射能を汗と一緒に身体から除去」
と、科学に無知でもどう考えても怪しい説明がなされているものがある。
しかし、これに騙される人がいるから困ったものなのである。
このような、
インチキ放射能対策商品には十分注意が必要だろう。少なくともスーツを着てその汗で放射能が除去できるわけがないのである。
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naka773】

福島第一原発事故に伴う放射線に関する情報 « 中野区公式ホームページ
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d012663.html#trouble内外情勢の回顧と展望(平成24年1月) | 公安調査庁
http://www.moj.go.jp/psia/naigai24_1.html指導を行った「放射性物質に関する不当表示」の例|東京都
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/07/20l7k401.htm