■僕は君たちに金を配りたい
2012年5月7日、小説家の
高橋文樹氏が自身のブログにて「僕は君たちに金を配りたい」とする記事を公開した。
この記事は、
高橋文樹氏のブログサイトの
電子書籍を宣伝してくれた人に、1冊売れるたびに50%の売上を与えるというアフィリエイトの提案である。
さて、本題です。結論から申し上げますと、僕のサイトの電子書籍を宣伝してくれた方には1冊売れるたびに50%以上を差し上げることにしました。要するに、アフィリエイト機能ってことですね。
背景には電子書籍を宣伝する方法が非常に難しいということがあるようである。
■通常のアフィリエイト広告では赤字
アフィリエイトというと、
広告主ではなく、アフィリエイトを行っている
アフィリエイターに注目が集まるケースが多い。
今回は、アフィリエイトという広告方法で「
電子書籍」を宣伝したいという
広告主からの提案なのである。
この提案の背景には従来のアフィリエイトでは電子書籍の販売が難しいという現状があるとのことだ。
クリック報酬型のアフィリエイトでは赤字になってしまったことを告白している。
電子書籍のような低単価商品はクリック報酬型のアフィリエイト広告には向かないのである。
■報酬50%がアフィリエイターに
今回の
高橋文樹氏の提案ではアフィリエイターへの報酬は、1冊売れるたびに売上の50%を設定している。
このアフィリエイト機能の肝は面白いと思ってくれた読者が得をするという点です。もし僕の書いたものを面白いと思ってくれた人がブログでもTwitterでも紹介してくれれば、それを読んだ人は「面白そうだな」と思う可能性が高いでしょう。しかも、紹介してくれた人はお金まで入ってきます。50%なので、一作品自腹で買っても2人に売りつければタダです。
小説家の方から電子書籍の販促拡大の提案があったということが、非常に興味深い。
高橋文樹氏の提案する
アフィリエイトの形は小説家と読者を直接結びつけ、出版社を介在しない。
電子書籍が一般化してくれば、
出版を介在しないでも小説家が自分の小説を売る方法まで提案できるようになるのかもしれない。
現時点ではそこまで電子書籍が一般化していない。電子書籍が普及してきたとき、同氏の提案する方法はかなり興味深い販売方法になるのではないだろうか?
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naka773】

僕は君たちに金を配りたい
http://takahashifumiki.com/web/programing/2041/高橋文樹 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%96%87%E6%A8%B9