■放射性物質4万ベクレルが行方不明!
2012年6月4日、北九州のローカル紙・小倉タイムスのツイッター公式アカウントが北九州市で行われている
放射性物質を含む「
がれき焼却」を行った。
この、がれき焼却により
約4万ベクレルの放射性物質がどこへ行ったか分からなくなっていることが判明した。
小倉タイムス @timestimes1954
《訂正》日明工場での、震災がれきの放射能濃度について、市当局は8ベクレル×34トンで27万~28万ベクレル、差し引きで4万ベクレルと答弁しましたので、さきほどツイートした数値は若干異なります。6月4日
小倉タイムス @timestimes1954
新門司工場では、8ベクレルの震災がれきを約44トン焼却したので、「入口」が35万6000ベクレル。19ベクレルの飛灰が約18トン出たので「出口」は約35万ベクレルなので差し引き約6000ベクレルが行方不明になっています。6月4日
小倉タイムス 小倉タイムス @timestimes1954
日明工場では、8ベクレル/㎏の震災がれき34トンを焼却したので、「入口」が27万2000ベクレルとなり、30ベクレルの飛灰が約8トン出たので、「出口」は24万ベクレル。差し引きで3万2000ベクレルとなり、市当局は「どこに行ったのかは差し控えさせていただきたい」と答弁しました。6月4日
この件に関して北九州市側は「
どこに行ったのかは差し控えさせていただきたい」と行先に関しては明言を拒否した。
■環境省の指導通りの結果
この放射性セシウムの収支の差のよる行方不明分に関しては、
環境省の指導で特に追跡の必要が無いとされているのである。
環境省が作成した「災害廃棄物の広域処理の安全性について(第1版)」では以下のように明記さている。
入口の災害廃棄物の放射能量と出口の焼却灰等の放射能量の差分をもって大気中に放出された放射性セシウム量を推計するためには、各放射能濃度や実処理量、実処理時間を正確に把握することが必要であるが安全性を確認する為の通常のモニタリングではこうした情報を正確に把握することが困難
災害廃棄物の広域処理の安全性について(第1版)P20北九州市ではこの環境省のガイドラインに沿って処理をしているため、
行方不明でも問題なしとしているのである。
■これがアジア初のグリーンシティプログラムモデル都市
北九州市はOECDが選定する「
グリーンシティプログラムモデル都市」に選定されている。
これは、環境配慮と都市の成長を両立させるモデル都市として選ばれたものであり、北九州市はアジア初の「グリーンシティプログラムモデル都市」となっている。
日本やアジア、最先端の環境都市と自負する北九州市であるが、がれき処理に関しては、環境省の言い分そのままで4万ベクレルの放射性セシウムは放置だ。
水ビジネスや環境問題に対し先進的な取り組みを行ってきたと思っていた北九州市がこのような対応を行っているのは残念な気持ちである。
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naka773】

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https://twitter.com/#!/timestimes1954災害廃棄物の広域処理の安全性について(第1版)
http://kouikishori.env.go.jp/news/pdf/20120525a.pdfOECDがグリーン成長に関する世界のモデル都市として北九州市を選定 アジア地域で初!
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/territorial