■北九州の「瓦礫(がれき)」の存在に疑惑浮上
2012年6月21日、北九州市が宮城県石巻市から受け入れるがれきについて、その
存在自体に疑惑が浮上し、現在もネットに拡散中である。
「石巻市に瓦礫は無かった」という情報である。
告発を行っているのは「ひなん者お話しの会」という市民団体である。
【拡散希望①】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 そこで衝撃の事実発覚! 北九州が受入表明した石巻市の瓦礫量は5/21に170万㌧下方修正され、現在約445,8万㌧
【拡散希望②】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 しかも、石巻市の瓦礫は、すでに宮城県によって県内処理の入札にかけられ、鹿島JVによって落札されている。
【拡散希望③】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 鹿島JVによる落札内訳は以下の通り 処理総量 685,4万㌧ 石巻市 581万㌧ 東松山市 83,5万㌧ 女川町 20,9万㌧ 落札価格1923億6千万円
【拡散希望④】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 石巻市の瓦礫が445,8万㌧では鹿島JVに依頼する処理量に届かない。 また女川町と東松山市も瓦礫量は下方修正されており、3市町村を合わせても685,4万㌧には届かない
【拡散希望⑤】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 北九州で行われた各説明会ではこれらの事について一切触れられておらず、石巻ブロックの瓦礫74万㌧を広域処理する予定である事が記載され、二重カウント状態となっている。
【拡散希望⑥】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 6/19現在、宮城県は鹿島JVとの委託契約を修正していない。 このままだと鹿島JVは140~170万㌧減っているにもかかわらず、1923億6千万円を受け取る事になる。
【拡散希望⑦】北九州市役所記者クラブの記者会見行って来ました。 以上の点だけでも宮城県や広域化を推進してきた環境省にとっては、トップの責任が問われるほどの不祥事である。 もう、北九州市に持ってくる瓦礫は事実上存在しない
つまり、宮城県石巻市のがれきは行き先が決定していたこと。わざわざ北九州に持ってくる必要が無かったということになるという主張を展開している。
この件について、宮城県のがれき処理担当部門に確認をとったところ、
同様の電話が大量にかかってきて困惑しているとのことだ。
この話は、完全な勘違いであり、がれき処理の流れを間違えて理解しているか、そのように理解させるようにミスリードしているのである。
■鹿島JVから北九州市に委託
担当者の話では宮城県が鹿島JVにがれき処理を委託。そのがれきが北九州市に広域処理分として送られているのであり、二重にカウントはされていない。
このように、鹿島JVからがれきも委託費用も北九州市に支払われるものであり、2重に税金が支払われていることはないということである。
市民団体は北九州市のがれき受入量が
「鹿島JVに依頼する処理量に届かない。」 と主張し、疑惑を投げかけているが、鹿島JVの落札した石巻市の581万トンの一部である約445,8万トンが北九州市に流れるというだけである。
この理解は間違いであり、宮城県は鹿島JVにしか税金を払っていないのである。
■広域処理は公共事業だが
がれきの広域処理は無駄な公共事業であるという点では私も立場は同じである。
しかし、この件については市民団体の方が明らかにミスリードを狙っているように思える。
これは一方で鹿島JVが処理予定している分を、他方で広域に回す分として2重カウントする状態になっている。
という状況は最初からないとのことだ。
今回の件で、マスコミが取り上げないと主張しているが、取り上げないのは当たり前の話である。
■北九州市「風評被害防止対策室」を設置
北九州市は、がれき受入れに対し21日に「
風評被害防止対策室」を設置した。
この対策室ではネットも監視対象になるとのことで、ネット住民の間では話題になっている。
しかし、実際問題、真っ当な反対運動にとっても「風評」、「
デマ」というのは足を引っ張る問題ではないかと思うのである。
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naka773】
ひなん者お話しの会
http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/06/521-6102012/6/21 北九州『がれき受入れに対する市民記者会見』 - Togetter
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