■いじめは犯罪なのか?徹底議論
2012年8月12日、大津市打出浜の市勤労福祉センターにて、いじめや自殺について考えるシンポジウムが開催された。
同シンポジウムには教職員、保護者160人が参加。「
いじめは犯罪なのか?」徹底的な議論が行われた。
image from
Amazonこの議論では意見は大きく2つに分かれた。
「
いじめイコール犯罪」とすると
教職員、生徒が委縮してしまうというものだ。
これに対し、強者が弱者をいじめるのは、犯罪以外なにものでもない。いじめを犯罪としてとらえることが重要であるという反論が出た。
犯罪として罰を与えることはしなくとも、意識としては「
いじめイコール犯罪」というものを持つべきという意見もあったようだ。
しかし、どうしても「いじめイコール犯罪」としたくない人たちが存在したようである。
■社会に出て考えてみよう
学校という狭い範囲ではなく、「
いじめ」は社会に出ても存在する。
学校の中で「いじめ」と言う行為を犯罪として教わらない場合、社会に出て困るのではないだろうか?
ビジネスの世界では、「パワハラ」、「セクハラ」は犯罪である。また強い立場を利用して下請けに不利益なことを強要することも下請法によって犯罪扱いとなる。
社会に出れば学校の常識は通用しないといわれることが多いが、社会に出て役に立つ人間を作るのが学校の役割だ。
いじめの放置は学校だけの問題ではない。
「いじめ」が社会に出てどのように判断されるのか、理解していればこのような議論の答えはすぐに出てくるのである。
そもそも、「委縮」するのは「いじめる側」といじめを放置してきた教師であり、いじめられた側は委縮などしない。
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naka773】
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