■不良品出して文句を言うのは少数派と言い切る!
2012年7月19日に鳴り物入りで発売した楽天の電子書籍端末「kobo touch(コボタッチ)」。
しかし、発売初日から大変なことになった。
セットアップができないなど、数々の不具合に問い合わせが殺到。楽天はサポートセンターを増強し、24時間体制にするなど対応に追われてた。
そして、7月27日に飛び出したのが
楽天・三谷社長の言葉である。
――対応を終えた後もインターネット上での騒ぎが収まっていない。
三木谷:時間の問題じゃないでしょうか。実際に騒いでいる人の数を数えると、まずたいしたことないと思いますよ。騒いでいるのはせいぜい2000~3000人でしょう。致命的な問題があった訳でもないし、コンテンツの売り上げは「超」がつくほど順調ですし。反省すべき点がゼロとは決して言いません。しかし、問題点にきちんとスピーディに対応できたし、これは大成功だったと思います。
(参考:細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital)
地獄のミサワ風のコラも登場
ネットでの騒動はまだ収まっていない。というよりも、この発言で燃料を追加してしまったようだ。
■思っていても普通は言わない
トップのこの発言で一番迷惑をうけたのはおそらくはサポートセンターの人たちであろう。
楽天ではサポートセンターの人たちに、このような対応を許すのであろうか?
「いやぁ、お客さんの言っていることはせいぜい、全体の2000人~3000人くらいで、他の人は文句なくつかってますよ」社長と同じことを言っているのだから多分大丈夫だろう。
■個々の客が見えていない楽天・三谷社長
個人を相手に物を売るビジネスと、企業相手に行うビジネスは根本的に異なる。
楽天・三谷社長はビジネスの全体像は分かっているのかもしれないが客となる個々の人たちの心理は全くわかっていないということを証明した発言であろう。
客をパーセントで語っている部分がある。しかし不良品を掴まされた人にとっては、満足度0%の商品なのである。
初期不良のある製品を出した企業は数多い。
むしろ、全く無い企業の方が少ないだろう。しかし、その後に社長がこのような発言をした企業はあっただろうか?
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naka773】
細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital
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