■ワタミは過労自殺被害者遺族を無視
2012年10月1日、
NPO労働相談センターの公式ブログにて、「
ワタミの経営者が過労自殺遺族との話し合い拒否の回答」とする記事が掲載された。
労働相談センター・スタッフ日記この記事は同センターのスタッフが書いたものである。
この記事によると、9月20日に「
ワタミ」で正社員が過労から自殺した問題で、その遺族と支援を行っている同センターと全国一般東京東部労働組合がワタミ本社を訪問。
この際に、
渡辺美樹会長を含む経営陣との直接の話し合いを申し入れを行ったというものである。
この申し入れに対し、10月1日にワタミの代理人弁護士から
話し合いを拒否する回答があったのである。
ワタミの代理人弁護士(所属事務所・三好総合法律事務所)からの回答の書面は9月26日付で、森夫妻にあてて内容証明郵便で届きました。「今後も当職らが代理人として損害賠償等に関するお話合いをさせて頂きたいと考えております」としたうえで、「申し入れ書記載の貴殿らと依頼会社直接のお話合いについては、応じかねます」と記されています。
金は払うが話し合いはしないということであろうか?
■再発防止を願う遺族になぜ会わないのか?
遺族側が直接の話し合いを求めているのは、過労から自殺に至った経緯を明らかにすることである。
入社2か月の社員がなぜ自殺するまでに追い込まれるような労働状態になったのか?
今後このような悲劇を繰り返さないためにもその経緯を明らかにすべきであるとしている。
そのためもにも、
渡辺美樹会長を含む経営陣との直接の話し合いを申し入れているということである。
■ツイッターで苦境を訴えるワタミ従業員
10月3日には同ブログでは、ツイッターで苦境を訴えるワタミ従業員のツイッターの告発が公表された。
今日のワタミグループ集中労働相談。ワタミグループの正社員で働いている人から相談があった。有給休暇を取らせてくれないとのこと。公休日に無給で「奉仕」活動を強制されるという。過去に親族の葬儀に参列するために休みを願い出たら「代わりのスタッフを見つけてください」との対応だったという。
「
有給休暇」もとれない。公休日に「
無給」で奉仕活動を強制。葬儀に出席しるための休みには「
代わりのスタッフを見つけてください」という会社である。
過労自殺事件以降も、その経営体質は全く変わっていないことが告発されているのである。
■全く態度を変えないワタミ・渡辺会長
ちなみに、ワタミの
渡辺美樹会長は過労死自殺の後も「いじめ問題」や「学校を寄付」したなど自分の経験の美談のツイートを続けている。
そして、ツイッターで「
渡邉さんの考える国民の幸せとは何ですか? 」という質問に以下のように回答しているのである。
若者達が未来に夢を持ち、ワクワクしながら社会に出て行ける。働いている方々が生きがいと誇りを持ちながら働き、そして安心して老後をむかえられる。それが国民の幸せと考えています。
ワタミに勤務していたら無事老後を迎えられそうにないのであるが……。
【
naka773】
労働相談センター・スタッフ日記
http://blog.goo.ne.jp/19681226_001わたなべ美樹 (watanabe_miki)さんはTwitterを使っています
https://twitter.com/watanabe_miki