■ツイッターで執拗な攻撃続行!
2012年10月22日、
橋下徹大阪市長のツイッターにおける「抹殺宣言」が話題となっている。
週刊朝日の
佐野眞一氏の連載に端を発した問題は、朝日サイドの謝罪で収束を見せたかに見えた。橋下徹大阪市長も一度は「
ノーサイド」宣言を行っている。
しかし、その後も橋下徹大阪市長のツイッターでの攻撃は収まらない。
その攻撃の中で出てきたのが佐野眞一に対する「
抹殺宣言」である。
橋下徹大阪市長はこの「
抹殺宣言」に対し以下のように説明のツイートを行っている。
週刊朝日が僕と家族を社会的に抹殺しようとしてきたので、こちらも相手を抹殺する気持ちで抗議しないとこっちがやられてしまう。今回はそういう抗議だったという説明。これ、毎日からの質問への答え。ところが毎日は、鬼畜集団、佐野を抹殺とのフレーズのみ強調。
bit.ly/Vuvtec 言論で人は社会的に抹殺され得る。それは普通の市民では体験することはまずはない。そのような攻撃を仕掛けて来られたら、そりゃ、相手を言論で抹殺する気持ちで対応しなければやられてしまう。文脈全部飛ばして「佐野を抹殺」。今度は毎日新聞か・・・
毎日新聞に対し文脈を無視して「
佐野を抹殺」だけを強調していると強い批判を行っている。
■毎日新聞が最も酷いと抗議
橋下徹大阪市長は各紙を並べ、毎日が最悪。産経が最も正確であるとしている。
毎日http://bit.ly/Vuvtec 時事http://bit.ly/T6Eti1 産経http://bit.ly/T6Eti1 読売http://bit.ly/VuAqUf 毎日は僕の危険人格を強調。完全なる悪意。産経が一番正確。
毎日新聞の記事記事を執筆したノンフィクション作家の佐野眞一氏に対しても「佐野を(社会的に)抹殺しに行かないといけない」などと激しい言葉を並べた。
同誌が橋下氏の実母に、記事を掲載した週刊誌を送り、取材を求めたことを明らかにし、「人間じゃない。鬼畜、犬猫以下。矯正不可能だ」などと激怒した。また、佐野氏についても「向こうはペンの力で僕(や家族)を殺しにきた。佐野を抹殺しに行かないといけない」「僕と同じくらい異常人格者だ。佐野のルーツを暴いてほしい」などと話した。
産経新聞の記事執筆者の佐野真一氏が連載記事で「橋下家のルーツを調べる」などと書いたことを念頭に、「(週刊朝日は連載の経緯を)徹底検証するというが、佐野氏のルーツを佐野氏自身に暴いてもらいたい」と強烈に皮肉った。
また橋下氏によると、週刊朝日は連載が問題化する前、橋下氏の母親に対して連載が掲載された号と取材依頼の文書を送付したという。橋下氏は「母親が怒り狂ったり、狼狽(ろうばい)したりする姿を記事にするつもりだったのか。こいつら人間じゃない、鬼畜。矯正不可能な鬼畜集団」と怒りをあらわにした。
毎日新聞は橋下徹大阪市長が発した「抹殺」という言葉をきちんと(社会的に抹殺)と説明している。特に抹殺を強調しているとは思えない。言ったことをそのまま書いているだけという感じである。
■ここで黙っていれば人気も回復も
今回の件は一方的に週刊朝日側がおかしい。この点では
橋下徹大阪市長に同情する。
出自をターゲットとして政治家を攻撃するのは、彼らが普段振りかざしている「人権」が商売の道具であったことを明らかにしたものだ。
ただ、
橋下徹大阪市長の攻撃的姿勢も決していい印象を与えないだろう。
現在、橋下徹大阪市長が率いる
日本維新の会の支持率も大きく低迷している。
10月に入っての支持率は時事通信が1.2%、NHKが2.4%、FNNが3.4%という調査結果を発表している。
ここで器量の大きなところを見せれば、支持率UPも計算できたはずだ。
記事の内容よりも、それに煽られた橋下徹大阪市長の反応がこれでは、今後も支持率は低迷しそうである。
【
naka773】
橋下徹 (t_ishin)さんはTwitterを使っています
https://twitter.com/t_ishin橋下市長:週刊朝日は「謝り方も知らない鬼畜集団」- 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20121023k0000m040050000c【橋下氏VS朝日】「自身にルーツを暴いてもらいたい」 おわび号に橋下氏反発 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121022/lcl1210222