■過去最大規模のリコール
2012年11月14日、トヨタ自動車は「
プリウス、ウィッシュなど 13車種のリコール」として国土交通省に152万台のリコール(回収・無償修理)の届出を行ったことを発表した。
この台数は、国内のリコールとしては過去最大の規模となる物だ。
■不具合の恐れのある車は277万台!
今回のリコールの原因は2つある。「
ハンドル」とハイブリッド車用の「
電圧変換器用電動ウォータポンプ」である。
ハンドルのギヤボックス側強度が不足し低速時にハンドルを強く一杯に切る操作を繰り返すと、ハンドル操作ができなくなってしまう恐れがあるというものである。
そして、ハイブリッドシステムの電圧変換器用電動ウォータポンプのコイル巻工程の不具合により、コイル線が傷ついたものがあり、ショートし走行不能になる可能性があるという。
1.不具合の状況
(1) かじ取装置において、ハンドルとギヤボックスを連結している継手部品(インタミエクステンションシャフト)のギヤボックス側強度が不足しているものがあるため、低速時にハンドルを強く一杯に切る操作を繰り返すと、継手部品の連結部にガタが発生することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、連結部が摩滅し、かじ取り操作ができなくなるおそれがあります。
(2) ハイブリッドシステムの電圧変換器(インバータ)用電動ウォータポンプにおいて、コイルの巻き線工程が不適切なためコイル線に傷がついたものがあります。そのため、コイル線の腐食断線によりウォータポンプが停止して警告灯点灯や出力制限走行となります。また、線間ショートした場合には、電源ヒューズが切れて走行不能となるおそれがあります。
今回の不具合が発生する可能性のある車は海外出荷分を合わせると277万台となる。
リコール対象車両の型番などについては、外部リンクのリコール情報で詳細が確認できる。
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naka773】

toyota.jp アフターサービス | リコール等情報 | 2012年 | プリウス、ウィッシュなど 13車種のリコール
http://toyota.jp/recall/2012/1114.html