■1日8時間の定型業務で監視?
今月1日から施行された「
違法ダウンロード」刑事罰化に合わせ、
日本コロムビア株式会社が『「違法配信の実態調査」担当者』募集を行っていることが話題となっている。
仕事の内容は以下のように説明されており、違法に配信されている映像や音楽データをネット上から見つけるというものである。根気のいる仕事であることは間違いない。
ネット上で違法に配信されている音楽・映像等を発見していただく業務です。日本に限らず海外のサイトも対象に含まれていますが、特段の語学力が必要ということではありません。インターネット中から根気よく、効率よく、違法ファイルを発見する仕事です。
ネットでは「監視員」ではないか? という声も上がっているが、9:30~18:15の勤務となっており、即応性は必要ないことが分かる。あくまでも実態調査がメインとなる仕事であろう。
■時給900円で社保完備の半年契約
ネット調査などはアウトソーシングで依頼できる企業が山ほどある中で、自前でアルバイトを雇って調査するというのは何か意図があるのだろうか。
アウトソーシングであっても、アルバイトを雇っても費用的には大きな差はないだろう。むしろ直接管理をしなければいけないだけ目に見えない間接費用がかかる。
募集要件ではそれほどハードルが高いことは書かれてはいない。
・音楽市場の最新情報を敏感に追いかけている方。
・PCやネットの扱いを苦にせず、根気強くサーチすることができ、整理整頓して報告ができる方。
(映像編集ソフト・映像ファイルを扱ったことのある方、特に歓迎です)
・よりベターな探し方を考えるなど、工夫が好きな方。
・真面目でフットワークがあり、元気に勤務していただける方。
アウトソーシングの場合、時給900円では出来ないような仕事をやらせるために自前で人を集めているような気もする。
または、今後の経営に関わる重要な調査と位置付けられているので、自社で全てを管理したいということなのかもしれない。
ただ、いくらネットの違法ダウロード実態調査を行っても、「音楽コンテンツ」の売上の上がる方策が見つかる可能性は低いであろう。
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naka773】
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