爆弾探知機
英サマセットのATSC社が中東各国に1台平均約4万ドル(458万円)で輸出した爆弾探知機「ADE-651」(通称「魔法の杖」)が効果のない事が分かり衝撃が走っているそうだ。
主な購入先としてイラク政府が上げられている。イラクはこの装置に日本円にして役148万~536万円の異常とも思える値段にて約1500台購入している。この装置をバグダッド市内の各検問所で使用しているが、その今回真赤な偽物と分かり苦慮しているそうだ。
社長の言い訳
この装置を販売している会社のジム・マコーミック社長は、この装置にRFID(無線ICチップ)カードを挿入して棒を振りかざせば爆弾・拳銃・麻薬・人体・ドル紙幣・象など、
ありとあらゆるものを検出できると豪語していたそうだ。
又昨年マスコミに追及された際、マコーミック社長は悪びれる「
最大1km離れた爆弾も探知できます」と言っていたそうだ。
しかし、米国防省はかねてからADE-651装置の効果に疑問を持っていたそうだ。
今回地元イギリスのBBC放送がこの装置の構成を番組の中で調べようと各種専門家(なんでも識別できるとの事より)に協力を依頼し確認してみた所、装置にはこれといった特別な仕組みがある訳ではなく全く無効なものであると判明したそうだ。
実はこれを開発?したマコーミック社長はダウジング(振り子や棒の動きで地下の水脈や鉱脈を探せると噂されている探知手法)を推奨し、今回の装置はこれを参考に作られたのではないかとの意見もある。
現在この社長は詐欺にて逮捕されている。
会社(現在停止中)
ATSC