空き店舗への出店に1000万まで融資
千葉市は、新年度の4月1日から商店街の空き店舗を活用する創業者に運転資金、設備資金を優遇金利で最大1000万円まで融資する新たな中小企業融資メニューを創設する。
市内には94か所の商店街があり、店舗数4920店に対して空き店舗数は11.4%の563店舗に達し増加傾向にあるため、市が空き店舗商店街の活性化と、創業支援の強化の両方を狙ったもので、空き店舗活用に限定した融資制度は政令市として初めてという。
融資対象となるのは、市が指定する商店街の空き店舗を使って、飲食業や小売業、サービス業の店を開業する人、および創業5年未満の中小企業者が、移転する場合も利用できる。
一般創業より低利融資で、利子補給もあり
融資期間は運転資金が5年以内で、設備投資は7年以内。融資利率は一般創業者向けの「チャレンジ資金」より0.2%優遇される上、市から年1.4%の利子の補助も受けられる。
受け付け事務は
市産業振興財団に委託されており、同財団のホームページに、市内商店街の空き店舗情報を一括して提供するサイトを新設、入居者を募集する。
その他の支援も!
また、創業に必要な事業計画(売り上げ、利益計画)づくりでの支援もあり、経営コンサルタントら専門家を派遣し、店舗レイアウト、商品価格の設定などをアドバイスするとのこと。
市は同制度のために7500万円の予算枠を確保しており、経済振興課は「市場金利より低く資金を確保できる。積極的に活用してほしい」としている。
千葉市: 商店街活性化に向けての各種支援制度について