ベンチャー立ち上げ
金沢医科大学は、胎児DNAの母体血診断の
知的財産権を管理する
ベンチャー企業「FDD―MB」を設立したと発表した。代表取締役には同大学の高林晴夫FDD―MBセンター長が就任する。また、高林センター長らが1000万円あまりを出資する。
胎児のDNA診断
新会社は診断方法や装置に関する特許などを提供する契約や、国外にも診断サービスの施設を設けたい考えだという。胎児のDNA診断「FDD―MB」は、胎児の血中から細胞を取り出して、DNAより疾患などがないかを見つける診断法。
負担軽減
この技術は母体の負担が減らせるメリットがあり、胎児細胞に原因がある女性特有の疾患にも応用できる可能性がある。2008年に開設されたFDD―MBセンターには、
国立成育医療センターや
ニコンなど13組織が参画している。