スターバックス業績急回復の理由
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スターバックスコーヒー」は、世界50ヵ国以上で1万7,000店舗を展開する巨大コーヒーチェーンだが、拡大路線が裏目に出て業績不振に陥っていた。
しかし、一昨年にシュルツ氏が再びCEOに復帰すると業績は急回復した。
この理由は、昨年秋にアメリカで発売したスティックタイプのコーヒーが、限りなく挽きたての味に近いことからヒット商品となったことによるという。
新しいものへのチャレンジが必要とCEO
コーヒーの味は、豆の種類、焙煎する時間、ひき方ひとつで大きく変わるため、気の遠くなるような組み合わせのなかから最高の味を探し出す作業が日々行われるという。
そしてヒットを生み出したスタッフは、年間25万杯もの数をテイスティングしているというから驚きだ。
新商品を仕掛けたシュルツCEOは、「我々の信条は勇気と起業家精神。新たなことに挑戦しなければならない」と強調する一方、「新しいもので顧客を驚かせ喜ばせたい。そのためには全てのスタバは同じでなくてもいい」と、同社の世界戦略に触れた。
慢心せずに、いかに顧客の嗜好に合わせるか、起業時の心構えを大事に、常日頃の努力を怠らないことが肝心ということか。
スターバックスコーヒー