日本エンタープライズの子会社が共同で新会社を設立
モバイルソリューションカンパニーの日本エンタープライズ(株)は、電子書籍の発展・保護を目的とした新会社を、この1月北京に設立したと発表した。
新会社は「
漫画家新媒体連盟」といい、同社の100%中国子会社である因特瑞思(北京)信息科技有限公司(本社:北京市)が、国際版権交易中心、中国軽工業出版社、幻想芸術雑誌社との共同で設立したもの。
中国モバイルコンテンツ市場の広がりは
中国の契約携帯電話は、7億5千万台を超え、世界第一位の加入者数を誇る携帯電話大国であり、現在も驚異的な増加を続けている。
また、携帯電話を活用したモバイルコンテンツ市場は、今後、第三世代携帯電話(3G)が普及していくことが見込まれており、飛躍的な広がりが期待されている。
知的財産権侵害多発で国際問題に
しかしその一方、中国では著作権侵害や商標権侵害等の知的財産権侵害が多発し、国際的な問題になっている。
また、漫画等の作家側においても、今後、漫画をはじめとする書籍のデジタル化に伴う契約や価格交渉といった煩雑な作業が多くなる等、作家や版権を保護するシステムがなく、課題となっていたという。
新会社は、作家らの版権保護・活動支援と交渉代行なども
今回設立した「漫画家新媒体連盟」は、多くの作家の他、各種メディア・団体が参画し、版権保護のシステムの構築、作家の活動支援、漫画を中心としたデジタル産業界の生成と発展を目的とするもの。
また、「漫画家新媒体連盟」は、作家が今まで行ってきたコンテンツ事業者との契約や価格交渉も代行することで、作家自身、本来の創作活動に専念することが可能になるとのこと。
日本エンタープライズ(株)は、「漫画家新媒体連盟」を通して、漫画業界の発展とモバイルコンテンツビジネスの架け橋に努めるという。
<漫画家新媒体連盟の概要>
名 称:漫画家新媒体連盟
所在地:中華人民共和国 北京市石景山区実興東街11号
理事長:顔 兵(因特瑞思(北京)信息科技有限公司 総経理)
参画作家:朱根華、顔開、胡蓉、権迎升、李達輝、崔笛、王蕾、
鄧秋亭、方麗、朱央、等約50名
参画企業:国際版権交易中心、中国軽工業出版社、
幻想芸術雑誌社、日中3G応用研究院、漫網、
北京業主行網絡科技有限公司、
因特瑞思(北京)信息科技有限公司
設立日:2010年1月16日
問合せ先:
日本エンタープライズ株式会社 海外部【担当:中西・陳】
TEL:03-5774-4605 FAX:03-5774-4671
MAIL: kaigaibu@nihon-e.co.jp

「
漫画家新媒体連盟」
http://www.cmmun.com