『風俗に溺れて/天売島から来た少女』発売のお知らせ
2026年1月27日 株式会社ブイツーソリューション
『風俗に溺れて/天売島から来た少女』錦見 美智子(にしきみ みちこ)・著が2026年2月10日にブイツーソリューションより発行、星雲社より発売される。
私は、あなたの「妹」の身代わりですか?
69歳の男は風俗嬢に、青年は教え子の少女に、それぞれ「自殺した妹」の面影を重ねた。
二組の男女の歪んだ関係が導く、衝撃の運命。
圧巻の二部作。
物語の語り手は、七十歳を目前にした一人の男。
亡き母の遺産を手に、週に一度、都市部の風俗店へと通う日々が始まる。
そこで彼が出会うのは、清楚でどこか影を宿した若い女性たち。
欲望の空間で交錯するのは、快楽ではなく、孤独と哀しみ、そして不器用な優しさである。
本作が描き出すのは、風俗という異界を通して浮かび上がる現代社会の断面だ。
老いゆく男の視線は、女性を消費する側でありながら、同時に自らの欲望を疑い、制御しようと足掻く。
「性を制する者、生を征す」という言葉を胸に、主人公は己の生と向き合っていく。
印象的に描かれるのは、天売島から来た少女・イズミとの交流である。
身体を酷使しながらも、目的を見失ったまま働く若い女性。
客と嬢という関係を超えそうで超えられない距離感が、現代の性と倫理の曖昧な境界線を静かに照らし出す。
描写はあくまで抑制的で、物語は淡々と進行する。
しかし、その静けさの中にこそ、読者の胸を締めつける痛みがある。
風俗という題材を扱いながら、本作が描くのは人間の弱さと孤独、そして「誰かを思うこと」の不確かさと尊さである。
本書は、刺激を求める読者のための作品ではない。
性・老い・孤独という、誰もが目を逸らしがちなテーマに真正面から向き合い、読後、静かな問いを残す文学作品である。
連続テレビドラマ化、映画化、舞台化など、多様なメディア展開の可能性も秘めた本作を、ぜひ多くの方にお取り上げいただければ幸いです。
上記書籍、是非ともお取り上げいただけますようお願い申し上げます。
提供元:
valuepressプレスリリース詳細へ