マイクロファン、TRYGEARにHUB75インターフェースのLEDパネル制御機能を追加する「RPX-LEDART-FUNX」発売!情報のデジタル化の演習に最適
株式会社ピープルメディア マイクロファン事業部(本社:大阪市、代表取締役:硴崎薫)は、教育用マイコン基板シリーズ「TRYGEAR(トライギア)」にHUB75インターフェースのLEDパネル制御機能を追加し、演習テーマを大きく広げる拡張基板「RPX-LEDART-FUNX」の販売を2026年6月17日より開始いたします。本製品は、「TRYGEAR-DASH RP2350A」などに直接接続し、視認性に優れた64×32ドットなどの鮮やかなフルカラーLEDパネルをPythonを使って制御できます。高校「情報I」の「データのデジタル化」の単元において、画像がRGBの画素に分解されて表現されている仕組み(光の三原色・並置混色)や、文字フォントがドットの集合で構成されている仕組みを、肉眼で直感的に理解させることができます。グラフィック表示や、センサーデータの可視化など情報教育に最適な次世代の教材です。
■ 開発の背景:教科書の「抽象概念」を「実感」へ:情報のデジタル化を肉眼で捉える
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1. 教科書の中の「抽象的なデジタル概念」を、自身で操作できるリアルな体験へ
高等学校「情報I」において、「データのデジタル化」は極めて重要な単元です。教科書には「画像はRGB(赤・緑・青)の画素の集合であること(光の三原色・並置混色)」や「文字フォントはドットの組み合わせで表現されていること」が詳しく書かれています。しかしながら、生徒たちが普段使っているスマートフォンやPCの画面はあまりにも高精細すぎるため、肉眼で1つひとつの画素や素子を識別することは困難であり、どうしても画面上のシミュレーターや座学だけの「遠い抽象概念」になりがちでした。 「情報のデジタル化の仕組みを、拡大鏡などを使わず、生徒たちが自身で操作し自分たちの肉眼でありありと実感できる教材が必要である」――この教育現場の課題意識が、本製品の開発の出発点です。
2. 街中の「デジタルサイネージ」を自分で創るという、消費から創造への大転換
現在、駅や店舗、街中のいたる所で、情報を鮮やかに伝える「デジタルサイネージ(電子看板)」を目にするようになりました。これらは現代社会における情報発信(情報デザイン)と情報通信技術の結晶です。 単に教科書で考え方を勉強するだけでなく、「毎日街で見かけているあのデジタルサイネージを、自分たちの手で、自分のPythonコードを使って実現できる」という体験は、生徒たちにとってこれ以上ない強力な学習の動機付けとなります。画面の中だけで完結するプログラミングを超え、テクノロジーを「消費する側」から「作成する側」へと回るワクワク感を提供したいという想いが込められています。
3. 「HDMIの大画面出力」と「HUB75の自発光パネル」による、表現の使い分け
マイクロファンでは、教室のプロジェクターや大型テレビに高解像度でグラフィックやデータグラフを出力できる、HDMI出力搭載マイコン基板「TRYGEAR-VIZ RP2350B」を提供しています。 HDMIが「クラス全体への成果発表や、詳細なデータサイエンスの可視化」に向いているのに対し、本製品が制御するHUB75規格のLEDパネルは「明るい屋外や離れた場所からでも圧倒的な視認性を持つ、街のインフラや看板としてのデジタル表示」に向いています。 画面へ高精細に出力する技術(HDMI)と、鮮やかに自発光するパネルを駆動する技術(HUB75)。この2つのアプローチを教育現場に揃えることで、生徒たちは「目的や環境に応じたデジタル表現の使い分け(対比学習)」を多角的に学ぶことができるようになります。
■ 製品の特徴:『街で見かけるあの表現』を自分で創り出す興奮を教室へ
1. 「光の三原色」と「フォントのデジタル表現」を目の前で実証・観察
本製品はTRYGEARマイコン基板と組み合わせて、64×32ドットなどの高輝度フルカラーLEDパネルを駆動し、デジタルデータの構造を各ピクセルが目視できるサイズで描き出すことができます。
混色と画素の実験: 生徒たちは、パネルに近づくことで「1つの画素(ピクセル)がR(赤)・G(緑)・B(青)の独立した3色のLED素子によって構成されていること」を肉眼で観察できます。さらに、パネルから一歩離れることで、それらの光が重なり合って別の色に見える「並置混色」の視覚効果を、自身の身体を動かしながら実験・体感できます。
フォントのドット構成の可視化: 日常用いている文字やフォントが、縦横の限られたドット(画素)のON/OFFや輝度データという「離散的な数値の集合」によって構築されている仕組みを、シミュレーターを介さず実体としてダイレクトに理解できます。
2. 複数枚を数珠つなぎ!メモリ効率を学びながら挑む「大型インタラクティブ表示」の制作
机の上の小さな演習だけに留まらず、複数枚のパネルを組み合わせることで、空間を鮮やかに演出する本格的な大型ディスプレイの構築へステップアップできます。
縦横2倍・3倍の大型化: 64×32ドットのLEDパネルを複数枚、数珠つなぎ(デイジーチェーン)で連結していくことが可能です。例えば4枚を接続すれば「縦横2倍」、さらに9枚を接続して「縦横3倍」のダイナミックな大画面表示器を作成できます。
資源の有効活用(トレードオフ)の学び: 9枚といった大規模な連結の際には、色深度(表現できる色の細かさ)を下げることで、マイコンのメモリ(RAM)を効果的に節約して巨大表示を維持する、という実社会のシステム開発でも極めて重要な「限られた計算資源の最適化(トレードオフ)」をプログラミングを通じて実践的に学べます。
3. マイコン基板上のスイッチやセンサーと直結し、多様な「入出力」と即座に連携
本製品は、教育用マイコン基板「TRYGEAR-DASH RP2350A」をはじめとする、MCUにRP2350/RP2040を使用したシリーズ各機種に最適化された設計となっています。個別に複雑な配線を用意することなく、マイコン基板側が持つ入出力インターフェースと、LEDパネルというダイナミックな出力機構をPython(CircuitPython)のシンプルなコードで直結させることができます。
スイッチと音のインタラクティブな活用: マイコン基板上のスイッチを入力トリガーとし、ボタンを押すたびにLEDパネルの表示内容やモードを切り替えるとともに、基板上の圧電ブザーから「ピッ」と効果音を鳴らすなど、視覚と聴覚を組み合わせた「ユーザーインターフェース(UI)の基本」や、インタラクティブな動的システムの制御を複合的に学べます。
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4. 各種「FUNX」モジュールとの組み合わせで広がる、無限の応用テーマ
マイクロファンが展開するワンタッチ接続の拡張モジュール「SENSOR-FUNX」と組み合わせることで、情報教育の枠を大きく超えた、実社会に直結する様々な応用演習を展開できます。
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環境情報の見える化(気温、湿度、気圧センサーの活用): 温湿度・気圧センサーなどを備えた「SENSOR-FUNX」と併用することで、教室内の「気温・湿度・気圧」をリアルタイムで測定し、LEDパネルに文字やグラフで美しく表示させる「百葉箱サイネージ」や「環境監視パネル」を構築できます。
環境に合わせた自動輝度調整(照度センサーの活用): 「SENSOR-FUNX」の明るさセンサーを利用して周囲の環境光を測定し、夜間や暗い部屋ではLEDパネルの輝度を自動で落とし、日中の明るい場所では視認性を高めるために輝度を上げるといった、実社会のディスプレイでも必須となっている「省電力・最適化アルゴリズム」を体験しながら実装できます。
体感型ゲームの作成(加速度センサーの活用): 「SENSOR-FUNX」の加速度センサーを利用し、マイコン基板本体を前後左右に「傾ける」という物理的な動きを入力データとして捉え、LEDパネル内のドットの光(キャラクター)を動かすといった、直感的な体感型ゲームの制作演習も可能です。
5. 教える側の不安をなくす、実績ある「rgbmatrix」ライブラリによる制御
本製品でのLEDパネル制御は、CircuitPythonの標準的な実績あるライブラリであるrgbmatrixに集約されています。 ダイナミック表示方式の複雑な時分割駆動処理やタイミング制御といったハードウェア寄りの難解なプログラミングは、すべてライブラリ側がバックグラウンドで安全に処理します。たとえば、文字や図形を表示するプログラムは、50行程度の簡単なPythonプログラムで作成できます。そのため、指導する先生方も、学習する生徒たちも、表示システムの複雑な内部構造に煩わされることなく、「情報をどのように美しくレイアウトするか」「取得したセンサーデータをどう表現するか」という、情報教育の本質であるアルゴリズムと表現に100%集中することができます。
※製品名にある「FUNX(ファンクス)」は、[Function eXtension(機能拡張)]、および[Fun eXploration(つくる楽しさの探求)]の双方を意味しています。TRYGEARシリーズの可能性を広げるとともに、未知の仕組みを自ら紐解き、ものづくりの楽しさをどこまでも「探求」してほしいという、教材としての熱い想いが込められています。
■ 製品仕様
表示インターフェース: HUB75(E)、別売りのLEDパネルを接続
回路構成: TRYGEARマイコン基板(3.3V)からHUB75(5V)への電圧変換回路を搭載
対応機種: TRYGEAR-DASH RP2350Aを推奨。TRYGEAR-VIZ RP2350B、TRYGEAR-DASH RP2040、TRYGEAR-LITE RP2040も利用可能。
標準価格: 1,980円(税込)
※LEDパネルは多くの電力を消費するため、ACアダプタが必要です。LEDパネルやACアダプタは別売りです。
■ 各種リンク
マイクロファン オンラインショップ(ご購入はこちら):
https://www.microfan.shop/products/rpx-ledart-funx-r1
マイクロファン オンラインショップ(LEDパネル及びACアダプタ):
https://microfan.shop/collections/led-panel
RPX-LEDART-FUNX 詳細紹介:
https://www.microfan.jp/rpx-ledart-funx-r1
TRYGEARシリーズ 詳細紹介:
https://www.microfan.jp/trygear
■ 商標に関する表示
※ 「Raspberry Pi」「RP2350」「RP2040」は、Raspberry Pi Ltd.の登録商標または商標です。
※ HDMI、High-Definition Multimedia Interface、およびHDMIロゴは、HDMI Licensing Administrator, Inc.の商標または登録商標です。
※ 記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。
■ 株式会社ピープルメディア / マイクロファンについて
株式会社ピープルメディアは、九州工業大学・硴崎研究室における空間情報処理技術の研究成果の社会実装や教育の情報化に取り組むことを目的に、同大学発のベンチャー企業として設立されました。「マイクロファン事業部」は、大学教育の最前線で培った知見を凝縮し、マイクロコントローラを活用したマイコン基板の開発・販売、および教育カリキュラムや教材の開発を行っています。
ピープルメディアの設立者で取締役研究開発部長の硴崎 賢一は、日本初の情報工学部を擁する九州工業大学において36年にわたり情報工学に関する研究・教育に従事した、同大学の名誉教授です。
マイクロファンは、高度な研究開発実績と教育現場での豊富な指導経験に基づき、「教員と学習者がともに本質的な課題に集中し、主体的に学びを楽しめる」教材開発に取り組んでいます。単なるハードウェアの提供にとどまらず、学校や教育委員会との教材共同開発、教育用マイコン基板を活用した教育講習会の実施など、情報教育や次世代の技術者育成をソフト・ハード両面から支援します。
マイクロファン オンラインショップ:
https://www.microfan.shop
マイクロファン 公式サイト:
https://www.microfan.jp
株式会社ピープルメディア 公式サイト:
https://www.peoplemedia.jp
【学校・教育機関向け支援サービス】
マイクロファンは、マイコン基板の提供に加え、教育現場のニーズに合わせた以下の支援業務を承っております。
教育カリキュラムの構築支援: 名誉教授の知見を活かした、体系的な学習プログラムの構築支援や各種のコンサルティング。
オリジナル教材の共同開発: 各教育機関のシラバスや学習目標に最適化した、独自のマイコン基板や周辺モジュールの企画・開発。
教育講習会・ワークショップの開催: 教員向けの技術研修や、学生を対象としたプログラミング・組み込み演習の出前授業、講習会の実施。
【企業向け支援サービス】
自社製品開発で培った高度な技術力を活かし、組込みシステムのソフトウェア受託開発や技術コンサルティングを承っております。
■ 【お問い合わせ先】
担当者: 株式会社ピープルメディア マイクロファン事業部(担当:硴崎)
E-mail: kakizaki@peoplemedia.jp
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