Code and DESIGN, Inc.は、2026年8月22日、iPad専用の観察デッサン/視覚トレーニングアプリ「DrawingSight(ドローイングサイト)」をApp Storeで提供開始しました。DrawingSightは、見本を眺めて模写するだけのアプリではありません。エッジ、ネガティブスペース、比率、角度、明暗を比較しながら、「見る→描く→また見る」を反復することで、線を引く前の観察方法を段階的に身につけることを目的としています。8つの学習モジュール、240点の見本、803の描画ステージ、6種類の短時間判別ドリルを収録。ランキングやAIによる芸術評価ではなく、固定された課題を使って過去の自分との変化を記録します。iPadOS 16以降に対応し、Apple Pencilでの利用を推奨しています。
Code and DESIGN, Inc.は2026年8月22日、絵を描くための「手の動かし方」だけでなく、その前段階にある「対象の見方」をトレーニングするiPadアプリ「DrawingSight」の提供を開始しました。
毎日描いているのに、同じところが崩れる。その原因を「才能」で終わらせない
絵の練習では、描く枚数を増やすことが重要だと考えられがちです。しかし、対象を十分に観察しないまま、頭の中にある「顔はこう」「手はこう」「椅子はこう」といった典型的な形を繰り返し描けば、同じ見誤りまで反復してしまうことがあります。
DrawingSightが重視するのは、完成した作品の数ではなく、一本の線を引く前に「どこを見たか」「何と比べたか」です。
見本を長時間記憶して描くのではなく、短く見て描き、曖昧になる前にもう一度見本へ戻る。この小さな往復を重ねることで、対象を名前や思い込みではなく、実際に見えている線、空間、比率、角度、明暗として捉える習慣をつくります。
「絵が苦手」を8つの観察技能に分解
DrawingSightでは、「絵が苦手」という曖昧な悩みを、次の8つの観察技能に分けて学びます。
M1 観察リズム
短く見て、見本へ何度も戻る習慣を身につけます。
M2 エッジ
物の名前ではなく、輪郭や境界の変化を追います。
M3 ネガティブスペース
物そのものではなく、その周囲や内部に生まれる空間の形を見ます。
M4 比率と角度
長さ、幅、傾きを、別の部分との関係から測ります。
M5 描画順序
大きな外形から主要部分、細部へと進み、途中の描き込みで全体が崩れることを防ぎます。
M6 明暗
色の名前ではなく、面の向きと光の関係として明暗を捉えます。
M7 スキーマ解除
顔や手など、知っている形への無意識な置き換えに気づきます。
M8 実物への転移
線画で身につけた観察方法を、複雑な素材、奥行き、重なりのある実物へ応用します。
240点の見本と803ステージを収録。約100時間の長期トレーニング
本アプリには、頭の中の典型的な記号だけでは処理しにくい240点の見本と、803の描画ステージを収録しています。
見本とキャンバスには同じ4×4グリッドを表示でき、位置関係を同じ座標で比較できます。さらに、傾きを測る角度ガイドや、長さを比べる基準単位マーカーを使い、「なんとなく合っている」という感覚を具体的に検算できます。
描画課題だけで約91時間、理論部分を含めた全課程は約100時間を想定しています。一度に終える短期講座ではなく、自分のペースで少しずつ観察習慣を積み上げる設計です。
描かずに「見分ける」6種類の短時間ドリル
描画課題に加え、1回2〜3分で取り組める6種類の判別ドリルを収録しています。
角度の違い、長さや幅の比率、ネガティブスペース、明暗のまとまり、写し間違い、短時間で提示された形の構造などを見分け、回答直後にフィードバックを受けられます。
直近の正答率に応じて難易度が調整されるため、長い作品を完成させる時間がない日でも、短時間で観察の回数を増やせます。
ランキングではなく、過去の自分との変化を記録
DrawingSightには、他の利用者と競うランキングはありません。
訓練には使用しない固定ベンチマーク3枚を、開始時、1日後、7日後、30日後、中間、修了時の6つの時点で描き直し、同じ条件に対する自分自身の変化を確認します。
記録するのは、形、比率、角度などの幾何学的な一致、見本へ戻った回数と時間、判別ドリルの正答率と反応時間です。作品の魅力、個性、生まれつきの才能を数値化するものではありません。
AIに芸術性を採点させず、作品データは端末内に保存
DrawingSightは、外部の生成AIに作品画像を送って芸術性を判定するアプリではありません。
作品、ストローク、練習記録、判別ドリルの結果は端末内に保存されます。形、比率、角度などの幾何学的な指標も端末内で計算し、作品の魅力や個性、才能を採点しません。
前面カメラは、訓練前後に自画像を描く際の鏡として表示する場合にのみ使用し、カメラ映像を保存または外部送信することはありません。
デッサン未経験者から、漫画・イラスト経験者まで
DrawingSightは、デッサン経験がない人でも利用できます。各モジュールでは、課題を始める前に目的、見る場所、観察手順、よくある失敗を確認できます。
すでに漫画やイラストを描いている人にとっても、比率を頭の中の記号へ置き換える、細部から描き始めて全体を崩す、見本へ戻らず記憶で補うといった観察上の癖を見直す基礎練習として利用できます。
研究知見を参考にしながら、効果の限界も明確に
DrawingSightは、描画、知覚学習、観察時の目と手の動きなどに関する研究知見を参考に設計しています。
一方で、DrawingSight自体を対象とした無作為化比較試験は実施しておらず、「使用すれば誰でも同じように上達する」「認知機能が改善する」といった効果を保証するものではありません。
短期間で劇的に絵が上手くなる方法をうたうのではなく、自分の見方を観察し、試し、修正するための長期的なトレーニング環境を提供します。
アプリ概要
アプリ名: DrawingSight
読み方: ドローイングサイト
提供開始日: 2026年8月22日
配信場所:
https://apps.apple.com/jp/app/id6799803522
対応端末: iPad
対応OS: iPadOS 16以降
推奨入力機器: Apple Pencil
開発・提供: Code and DESIGN, Inc.
公式情報:
https://utaverse.tokyo/drawsight.html
Code and DESIGN, Inc.について
Code and DESIGN, Inc.は、モバイルアプリケーションの企画、設計、開発を行う企業です。DrawingSightを通じて、完成作品を評価するだけではなく、制作の土台となる「観察する習慣」を、iPad上で継続的に学べる環境を提供してまいります。
本件に関するお問い合わせ
DrawingSight公式サイト内のお問い合わせ窓口よりご連絡ください。
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