■憲法96条改正反対は危険思想
憲法改正を公約として掲げているのは
自民党と
維新の会である。
その「
維新の会」の共同代表である
橋下徹大阪市長が5月5日に以下のツイートを行った。
96条改正反対派の思想・哲学こそ危険であり、日本国憲法の価値相対主義にそぐわない。96条改正反対派の人たちは憲法を守れ!と言うが、実は自分たちこそが日本国憲法を守っていない。どのような考えが絶対的に正しいかは分からない。だから国民の判断に委ねる。これが日本国憲法だ。
現在、憲法96条を改正する動きが自民党を中心に出ている。これに対し野党各党は反対の姿勢を見せている状況だ。
橋下徹大阪市長は、
96条改正反対派の思想・哲学が危険思想であると断じたのである。
これは、朝日新聞、毎日新聞の論調があまりにも偏ったものであるという点からきている。
96条を改正することが立憲国家に対する反逆だとか革命だとか、ここまで妄想が広がると凄すぎる。政治家と国民を分断する朝日、毎日のロジックの真骨頂。僕は国政政党の代表だけど、普通の国民だと思っている。今もリビングでツイッターを打って、後ろの食卓で妻と子供がテレビを見ながら喋ってる。
橋下徹大阪市長は、朝日新聞、毎日新聞は最終的に国民が決断を下すことに対し危惧をもっているということを指摘している。
要するに国民を「衆愚」と見て信用していない証拠であるというのだ。
■憲法96条反対派の言い分は?
憲法96条を改正する場合、その改正手続きは当然今の憲法の規定に沿って行われるだろう。
結果として96条が改正されれば、それは国民の意思だ。
多数決で憲法を変えるなという主張はそもそも民主主義の否定である。
憲法を変えないことが正しいことなのか?誰が保障するのか?
憲法を変えることも同じだ。正しい事だという保証はない。
しかし、返る手続きはルール通りであり、国民が1人でも多く賛成したなら改憲される。それが民主主義だ。
民主主義というシステムを守るのかどうかというだけの話である。
■発議もできなければ議論もできない
憲法改正の発議には現在2/3の国会議員の賛成が必要だ。
このハードルが高いことで、国民が憲法改正を意識すること事もない。発議のハードルが下がることは、憲法を国民の手に戻すことになる。
憲法は、一部の憲法学者や左派勢力のための聖典ではないのだ。
どのように、変えるかの提示がなく96条の議論をするのがおかしいというのも変な話だ。
96条を変えてから、どのように変えたいか発議すればいい。
その上で、国民が審判を下せばいいだけだ。
国防軍を創設し、憲法9条を変えるのか。天皇の地位を見直すのか、96条を変えてから議論しても遅くはない。
憲法は永久不変。9条さえあれば平和という言霊信仰のようなものを打破するためにも、改憲のハードルを下げ、議論を盛んにすべきであろう。
結果責任は国民がとるのだ。それが民主主義である。
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naka773】
橋下徹 (t_ishin)さんはTwitterを使っています
https://twitter.com/t_ishin