■ミドルリスクミドルリターンの不動産投資
2013年7月2日、株式会社アイ・エム・ジェイは、インターネット不動産投資のオークションサイト「
プレリアオークション」を開始した。
不動産投資物件の売買におけるB2C(企業-個人取引)ビジネスの取り組みとして先行するポータルサイトに勝てるかどうか興味のあるところである。
■不動産投資とネット
不動産投資にもはやネットは欠かせない。これは事業を行う不動産業者側にも、物件を探す不動産投資家にも言えることだ。
特にサラリーマン投資家にとっては限られた時間で物件を探すことができ、自分の希望する物件を見つけることが出来る「ポータルサイト」の存在は大きい。
「楽待」、「建美家」、「不動産投資博士」などである。
楽待建美家不動産投資博士このようなポータルサイトは不動産業者の物件を紹介することで、不動産業者から宣伝収益を上げるビジネスシステムをとっている。
基本的に利用する不動産投資家側に費用はかからない。
ただし、会員登録などの面倒な設定が必要だ。
また、個々の不動産投資物件を扱う会社も独自のサイトを運営し顧客を獲得している。
ヤシカ(不動産会社)
このような不動産会社サイトは会員制をとっておらず、独自物件がある可能性も高い。
いくつかの会社をチェックするのはサラリーマン投資家でもよくやることだろう。
もはや、不動産投資の会社はB2Cのネット企業である。
■独自物件をどれだけ集められるか?
「プレリアオークション」は会員登録を現在無料で行っている。これは将来有料にするということであろう。
不動産投資家への情報提供に課金するというのは新しい試みである。
「
プレリアオークション」の成功はどれだけ独自物件を紹介し、会員を確保できるかにかかっていると思われる。
ちなみに、現在TOPページに掲載されている物件は以下のようなものだ。
1億1400円で利回り7.60%の東京足立区の1棟売りマンション
⇒1億円で成約、利回り8.66に
7億円で利回り5.44%の東京都渋谷区の1棟売りマンション
⇒6億3000万円で成約、利回り5.44%
1750円で利回り6.51%の東京都目黒区の区分マンション
⇒1480万円で成約、利回り7.70%
価格は安くなっているが利回りが良いとはいえないようだ。
ポータルサイトで検索すればこれより条件のいい物件が存在している。
ちなみに一不動産会社であるヤシカのサイト紹介している物件ですら、負けていない。
練馬区の区分マンションで780万円、利回り11.23%である。
首都圏の蕨市の区分マンション物件は1000万円で利回り10.31%である。
1480万円で成約して7.70%の利回りはそれほど魅力的に見えない。
億を超えるか、それに近い高額の収益マンションも同様だ。
普通の不動産投資会社のサイトの方が条件の良さげなものがある。
他の条件もあるだろうが、価格、利回りだけ見ると魅力的な物件は少ないのかもしれない。
価格交渉はオークションではなくとも「
指値交渉」が可能である。
表示されている価格で買わなければいけないという決まりはどこにもない。収益物件の供給が少なくなっている中、どこまで魅力的な物件を集め、会員を集めることができるのか?
また、実際に物件を見ずにオークションという形だけで売買を成立させる不動産投資家がどのくらいいるのか?
「
プレリアオークション」のビジネスの行方に注目したい。
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