暫定基準値に関して有識者がコメント
消費者を顧客に持つ食品業界などの企業関係者にとって注目すべき情報です。
平成23年9月14日、内閣府原子力委員会専門委員などを歴任している中部大学・武田邦彦教授が、自身のホームページにて「お母さんが子供を守るための武器(1) 暫定基準値は危険」と題したブログを発表しました。
(画像は、『武田邦彦(中部大学)』ホームページトップページ)
注目すべき内容は
このブログの中で注目すべきは、武田教授が、
「本来なら市民を守る立場の自治体が、それまで市民を放射線被曝から守ってきたさまざまな法律や前提に違反して、「被曝は大したことはない」というキャンペーンを続けています。(武田邦彦氏のホームページより引用)」
とコメントしている点です。
加えて、横浜市が出した「広報よこはま 放射線特集」の説明について武田教授が、
「つまり、どう見ても1年間10ミリから20ミリの被曝は問題なしとしています。ところが、同じ広報よこはまの中には、次のような図があります。ここでは「一般公衆の年間被曝限度」をハッキリと1年1ミリシーベルトとしています。同じ広報に、一つは5ミリ(実質10ミリから20ミリ)、一つは1ミリと違うのですから、よほど横浜市民はバカにされたものです。(武田邦彦氏のホームページより引用)」
とコメントしています。
そして、最後に武田教授が、
「間違った説明で子供が被曝していくのですから、耐え難いことです。(武田邦彦氏のホームページより引用)」
とのコメントで締めくくった点も注目されます。
武田氏の主張からわかるビジネス関係者が注意すべき点とは
そして、ビジネスの観点から注目すべきは、武田教授が、「広報よこはま 放射線特集」による放射線に関する解説は、矛盾している説明であると指摘している点です。
今後、放射能汚染問題において「安全・安心」を一般消費者にアピールするには、矛盾点がない説明を愚直に行うという手法が、ビジネスの観点からも注目されます。

お母さんが子供を守るための武器(1) 暫定基準値は危険(武田邦彦(中部大学)サイト内)
http://takedanet.com/2011/09/post_8d03.html武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/横浜市
http://www.city.yokohama.lg.jp/front/welcome.html