石屋製菓が吉本興業を提訴
商標権問題に関心がある起業家にとって注目すべきニュースです。
北海道のお土産として有名なお菓子「白い恋人」を製造販売している石屋製菓が、お菓子「面白い恋人」を販売している吉本興業に対して、商標権を侵害している「面白い恋人」の販売を差し止めなどを求めて、札幌地裁に提訴したと報じられています。
(画像は、吉本興業を訴えた「石屋製菓」ホームページトップページ)
パロディビジネスへの影響は
ここで注目すべきは、今回吉本興業を訴えた石屋製菓側は、パロディ製品である「面白い恋人」を認知してから直ちに抗議や提訴に踏み切っていない点です。
よって、訴訟リスクを減らすためにパロディ製品を発売する企業関係者には、パロディの元ネタ側に対して、最低限のあいさつや承認を求めるなど「筋を通す」必要があるといえます。
今後は、今回訴えられた吉本興業側が裁判内でどのような主張をしていくかが注目されます。そして、吉本興業側が、「面白い恋人」の販売を継続するのかどうかも大いに関心を集めるものとみられます。

石屋製菓
http://www.ishiya.co.jp/吉本興業株式会社
http://www.yoshimoto.co.jp/