明治の粉ミルクからセシウムが検出
2011年12月6日、株式会社明治が、「明治ステップ(850g缶)のお取り替えに関するお詫びとお知らせ」と題したお知らせをホームページ上に掲載しています。
このお知らせによると、「明治ステップ(850g缶)」の一部の製品から、1キログラムあたり最大で31ベクレルの放射性セシウムが検出されたとのことです。
(画像は、「武田邦彦(中部大学)」ホームページトップページ)
武田教授もコメント
平成23年12月6日、内閣府原子力委員会専門委員などを歴任している中部大学・武田邦彦教授が、自身のホームページにて「明治の粉ミルクから1キロあたりセシウム30-40ベクレル」と題したブログを発表しました。
そして、ここで注目すべきは、武田教授が、明治に対して
「もし、信じて貰いたければ4月以後に製造された全商品のベクレルを公表すべきです。公表しないと言うことは汚染したものを販売したことを意味します。(武田邦彦氏のホームページより引用)」
とコメントしている点です。
ビジネス上注目すべき新たな問題とは
今回のセシウム混入問題をビジネス上の問題として注目すべきは、明治の「粉ミルク」に放射性セシウム混入が判明したきっかけが、消費者の指摘であると一部報道で報じられている点です。
つまり、この報道が事実だった場合には、消費者側から見ると、事業者側(今回の場合は明治)による放射能汚染の自主検査が不備であったか、検査すら行われなかったと疑われる可能性があるので、放射能の検査体制について事業者側(今回の場合は明治)から説明する必要があるといえます。
今後は、明治や乳製品の関連業界が、放射能汚染問題に関心が高い消費者から不安を取り除くためにすべての情報開示に踏み切るかどうかが注目されます。

「明治ステップ(850g缶)」のお取り替えに関するお詫びとお知らせ(株式会社明治サイト内)
http://www.meiji.co.jp/notice/2011/detail/20111206.html明治の粉ミルクから1キロあたりセシウム30-40ベクレル(武田邦彦(中部大学)サイト内)
http://takedanet.com/2011/12/post_6283.html武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/