■ツイッター上の有益な情報は?
2012年2月1日、
マサチューセッツ工科大学、
ジョージア工科大学の研究チームが
ツイッター上のタイムランの中で有益な情報がどのくらいあるのかという研究結果を発表したことが報道により明らかとなった。
ツイッター上の有益な情報を調査するために、カーネギーメロン大学のポール・アンドレ博士が「
Who Gives a Tweet?」というサイトを開設。
同博士がフォローした
2万1014人のユーザーから送られてくる
4万3738件のツイートを分析した。
この結果、同サイトの訪問者は全ツイートの36%を気に入り、25%を嫌いと評価した。
この好悪の傾向については、以下の様に分析されている。
好まれる情報はフォロワーへの質問や情報共有など。嫌われるツイートは意味の無い会話、単なる自分の状況報告であるとしている。
■ツイートのポイントは?
研究チームはツイートのポイントとして以下のものを上げている。
・情報鮮度のいいツイートは好かれる
・「#」や「@」を多用しないことが好ましい
・個人的な行為のツイートは嫌われる
・意味の分からない短いツイートは嫌われる
・泣き言などのネガティブなツイートは嫌われる
・URLだけのツイートはクリックされない
・リンクをするときはコメントをいれる
・リンク先をクリックして欲しいときは思わせぶりに書く
・著名人の場合は専門的なツイートが好まれる
このようなポイントを守ることが相手に有益と思わせる情報を発信することにつながるようである。
■ツイッターによるビジネス
ツイッターを利用したビジネス、販売促進などのサービスが数多く存在している。
中には、アカウントを作成し1万人近くのフォロワーを集めたらそのアカウントを買い取るというビジネスを行っている業者もある。
フォロワーの多いアカウントはそれだけでビジネス上の価値があると考えてのことであろう。そのようなアカウントを集め、販促情報を流すことが想定される。
経費がかからない「
ダイレクトメール」のようなものと理解しているのかもしれない。
ただし、描きこまれるツイートの内容が有益なものでなければ、フォロワーの数の多さもあまり意味のないものとなってしまう可能性が高いといえるだろう。
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naka773】
Twitter / ホーム
https://twitter.com/MIT - Massachusetts Institute of Technology
http://www.mit.edu/Georgia Institute of Technology
http://www.gatech.edu/Who Gives A Tweet?
http://needle.csail.mit.edu/wgat/