■2年連続のプラス!
2012年2月23日、
不動産経済研究所は2011年の
マンション販売動向のレポートを発表した。
image from
Building and Graveyard / mrhayata同レポートによると、全国のマンション販売戸数は
8万6582件。前年2010年と比較し
2.2%の伸びを見せる結果となった。
マンション販売の伸びは2年連続プラスとなっいる。また2012年の見込みも
15.5%増が予測され、3年連続の成長はほぼ確実とみられている。
■なぜ、マンションが売れ続けるのか?
2011年の販売データーを見ていくと、東日本大震災の影響により東北地方では
前年比33.1%減という大きな落ち込みを見せている。
また、首都圏では
同0.1%減、近畿圏では
同6.9%減と落ち込みを見せている。
それでも、全国ではマンションは売れ続けているのだ。
それはその他の地域の販売数が大きく伸びているためである。
東海・中京圏では同2.2%増、北海道では同49.1%増、関東(首都圏を除く)では同28.3%増、北陸・山陰では同53.1%増、中国では同52.7%増、四国では同39.0%増、九州では同29.5%増となっている。
この伸びが東北、首都圏、近畿圏の落ち込みをカバーしたのである。
では、販売が好調の理由は何であろうか?
一つには
低金利によるローンの組みやすさが上げられる。
そして、マンションの単価も下がっていることも理由となる。マンションの平均単価は4000万円を割り込み3896万円となった。
平均単価が4000万円を割り込んだのは2年ぶりのことになる。
低金利とマンションの低価格化が販売数を押し上げる要因となっていると言えるだろう。
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naka773】
2011年全国マンション市場動向(年間のまとめ)-不動産経済研究所
http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dtPDF/kisha/2011_zenkoku.pdf