■競艇投資ファンド?
サラリーマンも本業の収入は頭打ち。副業で収入アップを狙っている人は多いだろう。
「
副業」を募集する宣伝メールも後を絶たない。その中に、ちょっと変わったものがあった。
メールに記載されていたURLは「
日本初の競艇投資ファンド」を漫画で紹介し、モニターを募集しているものであった。
ギャンブルでお金を増やすのは「ダメ」といいながら、「
競艇」は大丈夫という主張を展開しているものである。
また、
年間976億円の収益を上げている投資ファンドが行っているファンドであるというのだ。しかも月利回りが170%以上だという。
■申し込むとどうなるのか?
私、個人としてはこのようなビジネスモデルは全く信じていない。ただ「
申し込むとどうなるのか?」という興味からモニター募集にメールを送ってみた。
上の画面は、メール送信のボタンをクリックすれば表示される「
特定商取引に基づく表記」である。ちなみにメールアドレス、名前を何もいれなくとも、「送信」ボタンを押せばこの画面を表示させることが出来る。
電話番号が出てきたので、まずは電話することにしたのである。
まずは、
976億円の収益を上げている投資ファンドとはどこか?と言う点を質問することにした。
私:「すいません。今ホームページを拝見しているのですが、ここに書かれている976億円の収益を上げている投資ファンドというのはどこでしょうか?」
業:「すいません。今ご覧になっているホームページとはどのようなものでしょうか?」
私:「競艇ファンドで漫画の描いてあるサイトなのですが……」
業:「ああ、すいません。その募集はもう締め切ったのですね」
私:「ああ、そうですか。分かりました」
■会員制の予想屋?
競馬、競輪など予想屋から情報を買うという行為は昔からあるものである。
今回の「
競艇投資ファンド」とは要するに予想屋の情報を買える会員募集ということなのであろう。
会員制の情報屋ではないかという感じだ。
当然「競艇」はギャンブルなので100%はない。それを言えば投資も100%保証はないので同じだと言い張ってしまうこともできるわけだ。
ただ、公共ギャンブルは「控除率」という「てら銭」を同元である国がとっているので、一番儲かるのは国なのである。
「
特定商取引に基づく表記」には「
SI運営総合本部事務局」という主催者の名前も表示される。ネットでこの主催者の情報を収集する方法もある。
やってみた。
色々な情報が氾濫している。各自、自己責任で何を信じるかを判断するしかないとしか言いようがない。
ただし、私が「競艇」で100%儲ける方法を思いついたら絶対に人に教えるようなことはないだろう。
【
naka773】

SI
http://hfkjdsk-rekwjh.info/ship/