■2号機格納容器内は72.9シーベルト!
2012年3月27日、東京電力は「福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査(2回目)の実績(線量測定)について」とする資料を発表した。
同資料によると2号機原子炉格納容器内部の放射線量は最大で
毎時72.9シーベルトであることが判明した。
この数値は内壁から約1000ミリ、一番下にある線量計で計測された数値である。もっとも上部の線量計では
同39.0シーベルトが計測されている。
作業を行った人の被ばく量は一人当たり1.69マイクロシーベルト/日とのことである。
2号機原子炉格納容器内部は、人間の致死量の最大で10倍近い放射線量ということになる。いったいどうやったら取り除けるのであろうか。
■永遠に水をかけ冷やし続けるのが収束か?
溶けた燃料棒は回収しない限り当然、そこに存在し続け核分裂を起こし放射線を出す。水で冷やし続けなければ暴走してしまう。
「
福島第一原発事故は収束した」ということを野田総理は発言していた。
溶けた燃料棒に対し、危険を回避するためだけに水をかけ続け、定期的に検査をし続けなければいけない状態が収束なのであろうか?
いつ溶けた燃料棒を取り除くのか?
どうやって取り除くのか?
それとも、永遠に水をかけ続けるのか?
「
放射線は体に良い」と主張していた方がいたと思うので、その人に溶けた燃料棒の回収作業をやっていただくのはどうだろうか?
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naka773】
東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所2号機 格納容器内部調査線量測定作業
http://photo.tepco.co.jp/date/2012/201203-j/120327-02j.html福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査(2回目)の実績(線量測定)について
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120327_02-j.pdf