■ツキノワグマも放射能汚染
2012年4月23日、山形県は
上山市で捕獲された
ツキノワグマから規制値を超える
放射性セシウムが検出されたことを発表した。
発表は報道機関へのニュースリリースと言う形で実施され、公式サイト等には現在公開されていない。
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Japanese Black Bear - 01 / Kabacchi検出された放射性セシウムは1キログラム当たり
110ベクレル。4月の新規制値の施行以降、山形県内の検査で規制値を超えたのは初めてのことになる。
■野生動物の放射能汚染は?
同県ではツキノワグマは行動範囲が広いため、捕獲された同市ではなく、宮城県方面から移動してきた可能性もあるとしている。
山形県では今回の検査結果を受け、県内の猟友会などにツキノワグマの肉の食用を自粛するように要請した。
実際、イノシシ、ツキノワグマなど肉が食用となる野生動物に関しては、放射性セシウムの検出されており、検査も行われている。
昆虫などでは、大学の研究室などが検査を行い、コオロギなどに高い汚染が見つかっている状況だ。
その他にも野鳥や、小動物など生態系を構成する動植物などに、放射性セシウムがどの程度蓄積されているのだろうか。
それを網羅的に調査しているデータは現在ないのである。
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naka773】
山形県ホームページ
http://www.pref.yamagata.jp/