■裁断本を1冊200円で補強製本に
2012年4月16日から「
ペパレス自炊支援サービス」では独自の自炊関連サービスを開始した。
ここでいう「
自炊」とは、自分の書籍をスキャンニングして電子書籍化することである。このスキャニングには本を裁断してしまうこという工程がある。そして、裁断された本はスキャンされればそのままである。
今回、「
ペパレス自炊支援サービス」が提供開始したサービスは新たに
1冊200円からの「
補強製本サービス」として、裁断された本を再製本するというものである。
これは同社が昨年開始していた
1冊100円からの
簡易製本よりも強度の高いものとなる。
■自炊を問題視する著作者
昨年12月20日には作家の
東野圭吾氏、漫画家の
弘兼憲史氏、漫画原作家の
武論尊氏が自炊業者を相手取って、業務を差し止めを求める訴えを東京地方裁判所に提起した。
その後、今年の2月に提訴された業者はサービスを止めたことが報道により明らかとなっている。
■そもそも自炊はいけないのか?
自炊に関しては作家の中でも賛否両論である。
「
もしドラ」岩崎夏海氏と「
ブラックジャックによろしく」の佐藤秀峰氏の間で論争(?)も発生した。(外部リンク参照)
日本において、
電子書籍化が進まないという状況がこのようなサービスを生み出す土壌になっているのだろう。
電子書籍が進まないので、自分で電子書籍化する。またはそれを代行する業者を利用する。
そして、今度は裁断した本を元に戻してくれるサービスを展開するわけである。
【
naka773】

独自の自炊関連サービスを展開中! - ペパレス自炊支援サービス
http://sien.pepaless.com/「もしドラ」岩崎夏海氏が「ブラックジャックによろしく」の佐藤秀峰氏に噛みつく!「本は購入した個人の所有物ではない」???
http://www.otanew.com/news_1yBcZOFgs.html