■大阪No1!生活保護の受給者
今年の1月の時点で生活保護者の数が209万1902人である。当然のことながら過去最高。昨年の7月から
毎月過去最高を記録しているような状況にある。
2012年4月18日、
日刊サイゾーで報じられた『
「生活保護の“不正受給”を許すな!」ベテラン芸能記者が、次長課長・河本準一と吉本興業を指弾!!』とする記事がネットで大きな反響を呼んでいる。
吉本興業のおひざ元である
大阪。
大阪の
生活保護受給率は突出して高いことで知られている。
1位:大阪府・ 296090人(3.34%)
2位:北海道 ・ 165500人(3.00%)
3位:高知県 ・ 20709人(2.7%)
4位:福岡県・ 127863人(2.52%)
5位:京都府・ 60171人(2.28%)
6位:沖縄県 ・ 30665人(2.20%)
7位:青森県 ・ 29559人(2.15%)
8位:東京都 ・ 274191人(2.08%)
9位:長崎県 ・ 29711人(2.08%)
10位:徳島県 ・ 14759人(1.88%)
その理由はなんであろうか。
河本準一氏が発言したという「
もらえるものはもらっとけ」という「実利的」なものの考え方、文化的な風土が関西方面では強いということなのかもしれない。
また、生活保護制度そのものが持つシステムの欠陥を指摘する声も大きい。
■自治体による受給審査基準のばらつき
生活受給者の世界に「
渡り」と言う言葉がある。これは、生活保護をもらえそうな自治体を「
渡り歩く」ことから出た言葉である。
この問題は、大阪市の審査が甘いという評判が立ち、西日本全域から生活保護受給希望者が集まってくるという実態がある。
大阪市の調査では生活保護受給者の10%が6か月以内の新規転入者であるという。
■「もらえるものはもらっとけ」
生活保護は都市部など生活費が高いとされる自治体では支給される金額も上がる。
大阪の場合、生活扶助7万9530円と住宅扶助4万2000円、合計12万1530円となる。
これは、国民年金の支給よりも上の金額なのである。真面目に年金を支払って、年金受給を受けるよりも生活保護をもらった方がいい生活ができるというのは、システムの欠陥以外の何物でもないだろう。
また、大阪府の最低労働賃金は
時給786円。一日8時間、月20日働いて160時間。この場合12万5760円の月給だ。仕事をしても生活保護と大差ない。
「
もらえるものはもらっとけ」という考え方は褒められたものではないが、そう考えてしまうシステムの欠陥が生活保護制度にはあるのではないだろうか。
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naka773】

「生活保護の“不正受給”を許すな!」ベテラン芸能記者が、次長課長・河本準一と吉本興業を指弾!! - 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2012/04/post_10414.html女性セブン
http://josei7.com/生活保護制度|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html福祉行政報告例(平成24年1月分概数)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/gyousei/fukushi/m12/dl/1kekka.pdf生活保護受給者206万人!過去最多記録を更新! 厚生労働省は「生活支援戦略」策定へ ベスト&ワースト
http://www.best-worst.net/news_QqzHcZTPC.html