■小沢一郎
2012年4月26日、民主党元代表・
小沢一郎被告に対する
陸山会事件の判決が言い渡された。
判決は「無罪」である。陸山会事件とは、同会の土地取引を巡って政治資金収支報告書に対する虚偽の記載を行い、すでに有罪となっている
秘書との共謀があったかどうかという点が問われることになった。
この判決では「共謀」が成立しなかったということになった。この共謀を認めるための証拠が不十分であったということになる。
■政界への影響は?
今後問題となるのは、民主党が科した「党員資格停止処分」である。輿石東幹事長は無罪となった場合の解除に言及している。
その結果、民主党内での影響力は大きく回復する可能性が高い。
野田政権が目指す「
消費税増税法案」も反対の動きを更に先鋭化させていくいことが予想される。
もし、この法案が潰れることになれば、野田政権は崩壊するという見方が大勢を占めている。しかし、解散権を握っているのは首相側である。
野田首相が解散し、解散後の自民党との連携による小沢外しを狙う可能性もあるという分析もある。
今回の判決は、今後の政界に動乱を呼ぶことは間違いない。
■検察の捜査方法の在り方
そもそも、「無罪」となった判決に対し、ネットでは「
検察の陰謀責任」を追及すべきだという声も上がっている。
判決でも検察側の捜査方法についても「
見立て」についての捜査をしてはならないと言及を行っている。
今後は取り調べの全面録音、録画などの透明化などが議論の訴状に上がってくる可能性がある。
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naka773】

■小沢一郎ウェブサイト■
http://www.ozawa-ichiro.jp/video/index.htm