■ディズニーランド行のバスが激突!
2012年4月29日、金沢から新宿、東京ディズニーランドに向かっていた
大型バスが関越自動車道上り線の藤岡ジャンクション付近で
遮音壁に激突した。
バスは大破し、現時点では
死亡者9人、
重軽傷39人が出たことが報道されている。事故を起こしたバスには43人の客が乗っていたという。
始まったばかりのゴールデンウィークで楽しみにしていた
東京ディズニーランドへの旅行が一瞬にして地獄になってしまったのである。
■白バス摘発会社&行政処分会社
事故を起こしたバスの運行会社は千葉県印西市の
針生エキスプレスとされている。
同社社長・
針生裕美秀氏は以前、事業免許なしで観光バスを運行(
白バス運行)し、摘発された経験があることが報道により明らかとなっている。
また、ツアーを企画した大阪市の旅行会社「
ハーヴェストホールディングス」は2008年に行政処分を受けた経歴を持つ会社であることが明らかとなった。
■社長が全てを管理?
報道によると運転手は、警察や救急車を呼ぶのではなく、
会社に真っ先に電話をしたのではないかとの情報もある。
マスコミ各社は同社に取材に行った模様であるが、運行管理など
全ての管理を社長一人で行っており、同社に待機していたドライバーは「何も分からない」とコメントをしていたという。
警察は
河野化山運転手を自動車運転過失致死傷容疑で聴取。現場の調査では
ブレーキ痕もなく、同運転手は「
居眠りをしていた」と説明しているという。
■高速バス業界の過酷な価格競争
針生エキスプレスの針生裕美秀社長は「詳しくは分からないが、けが人が出るなどお客様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません」と謝罪している。
事故原因に関しては今後明らかとなるであろうが、高速バス業界における価格競争は以前より話題となっている。
2007年にはNHKが規制緩和による競争で生じたバス会社の競争を特集で放映している。(NHKスペシャル『高速ツアーバス 格安競争の裏で』)
ここでは、価格競争に勝つために現場に無理をさせている業界の実態が描かれている。
今回の事故も、事故発生当初からネットは運転手の居眠り運転ではないか?という推測がなされていた。
それだけ、過酷な労働が強いられ、そうでなければ価格競争に勝つことができない現状であることが広く知られているということであろう。
同社は社長がすべてを管理していたとのコメントも出ており、実際にどのような勤務管理体制だったのかは、後日明らかとなってくるであろう。
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naka773】

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