■激安グルメ!激安旅行!を持てはやすマスコミ
2012年4月29日、死者7名を出した関越自動車道で起きた高速バスによる事故の報道が続いている。
事故現場の写真からもその事故の悲惨な様子が伝わってくる。
4月30日現在この事故について明らかになっていることがいくつかある。
・事故原因は運転手の
居眠り運転であること
・バス会社「
陸援隊」が「
白バス運行」の摘発経験があること
・社長一人が運行管理、労務管理をしていたこと
・ホームページが謝罪なしでいきなり削除されたこと
報道によると、関東運輸局と成田労働基準監督署もバス会社「
陸援隊」の運行状態や労務管理について調査を行っていくという。
■マスコミの問題追及に違和感
現在まで分かっている「
陸援隊」の状況や運転手の居眠りなどのことから、同社の運行管理、労務管理が万全なものであったとは思えない。
おそらく、今後「激安バス」運行の背景に潜む問題などもテレビなどマスコミにって報道されていくであろう。
しかし、普段から「
激安旅行」などの特集番組を行っていたテレビ局が激安の背景に運行管理、労務管理の問題を抱えた会社があることに気づいていないわけがないのである。
そういった問題を自覚しつつ「
激安旅行」などを持てはやしたれ流していたマスコミが、今度は、激安競争による問題点を指摘しだすのだろうか?
そこには何か「違和感」を感じてしまうのである。
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naka773】

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