■ルート外の関越道を走行したのは何故か?
2012年4月29日未明に関越自動車で起きた
死者7人を出した
バス事故の調査が群馬県警、国土交通省関東運輸局、成田労働基準監督局によって進められている。
現在まで明らかになった情報では、事故を起こした
関越道はの予定外のルートであることが判明している。
バスは予定されていた
上越道のジャンクションを通過し、わざわざ遠回りになる
関越道ルートを走行していたのである。
ツアーを企画した「
ハーヴェストホールディングス」が、バスを運行していた「
陸応隊」に上越道ルートを指示していた。
別のバス会社が運行したバスは予定通り、上越道ルートを走行したが渋滞が無かったことが明らかとなっている。
ハーヴェストホールディングスはルート変更については知らされておらず、その理由も分からないとしている。
ルート外の関越道走行したのは何故か?現在、居眠り運転を認めている
河野化山運転手に対する捜査が進むことで明らかとなるだろう。同運転手には自動車運転過失致死傷の容疑で逮捕状が出る。
■運転手は何度もうつぶせで休むと乗客が証言
バスを運行していた「
陸応隊」に関しても、同社の
針生裕美秀社長宅を家宅捜査。
バスからも
カーナビなどを押収して、勤務に過度な負担がかかってなかったのか捜査が行われている。
報道されている乗客の証言によると、事故を起こしたバスは何度も急ブレーキをかける運転を行っており、
河野化山運転手は休憩中にうつぶせで休んでいたとのことである。
複数の乗客が同運手がかなり疲れた様子であったことを証言している。
■燃料費高騰、外国人観光客減少、価格競争
観光バス業界では、燃料費の高騰。東日本大震災後の外国人観光客の減少で厳しい状況にあるという。
そして、従来から指摘されている規制緩和による激しい競争に晒されている。免許制から許可制への移行によりバス業界に参入した会社は倍に増加しているのである。
このような、競争激化の中、旅行会社からの委託料が安くともバス運行会社は、仕事を受けざるを得ない状況にある。
事故の発生した「
金沢-浦安」間のバス委託料の相場は10年前の
35万円から現在は20万円前後にまで下落しているとのことである。
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naka773】

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